割合の計算 その14(芝中 2014・2回) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

割合の計算などと書きましたが、実際は数のセンスが問われる、そんな一題です。

 

問題

商品Aと商品Bを1個ずつセットで買うと1200円でした。商品Aと商品Bを1個ずつばらばらに買うと,商品Aはセットで買ったときよりも5%高くなり,商品Bはセットで買ったときよりも10%高くなり,合計で100円高くなります。このとき,商品Aだけを1個買ったときの値段は□円です。

また,商品Aと商品Bのセットをできる限り多く買って,2つの商品を合わせて20個買ったときの値段は11280円でした。商品Aは□個買ったことになります。

 

 

解説

もし、両方とも5%高くなるなら、合計で1200×0.05=60円高くなります。

そうすると、Bの10-5=5%が100-60=40円にあたることが分かります。

つまり、Aはセットで(60-40)÷0.05=400円とわかり、1個だけ買うと400×1.05=420円とわかります。

合計20個買うとき、セットは10セット以下になります。

それぞれ検討すると以下の通りです。

10×1200=12000円、不適

9×1200=10800円、残り480円より不適

8×1200=9600円、残り1680円=A×4

よって、Aは8+4=12個買ったことが分かります。

420円 12個