書き出しが功を奏する問題です。
理屈もあるかもしれませんが、それを考えている閑に書き出すのが吉。積と和の差が4というのは、かなり小さい数とわかれば書き出しに難はありません。
問題
異なる3つの整数があって,この3つの整数の積は,この3つの整数の和より4だけ大きい。このような3つの整数の組は,2組考えられるが,そのうち,最大の整数が4となる組について3つの整数の積は( ① )であり,もう一つの組において,3つの整数の積は( ② )である。
解説
まず、一番小さな3つの整数の積は1×2×3=6で和は1+2+3=6となります。
このときはありえないので、次に小さいものを考えます。1×2×4=8、1+2+4=7でこれも違います。
その次に小さなものを考えます。1×3×4=12、1+3+4=8で、これは成り立ちます。
差を小さくコントロールするためには1が必要そうなので、1を入れて考えます。
異なる3つの整数を1、A、Bとします。
A×B-(A+B+1) =4
このとき、A×B-(A+B)=A×(B-1)-B=5です。
すると、{A×(B-1)、B}={7、2}、{8、3}、{9、4}…となります。。
このとき、前から試すと、(A、B)=(7、2)、(4、3)と、求める2組が見つかります。
よって、求める答えは12、14とわかります。
① 12 ② 14