通過算 その5(攻玉社中 2010特別選抜①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

仕組みを知っていればさほどでもありません。

通過算の仕組みの確認にどうぞ。

 

問題

全ての車両が等しい長さで,一定の速度で走っている列車があります。この列車が長さ2010mのトンネルAを完全に通過するときにかかった時間は,10両編成のときは17分20秒,13両編成のときは18分4秒でした。

同じ10両編成の列車が長さ2100mのトンネルBを完全に通過するには,□秒かかります。

(「完全に通過する」とは,先頭が入ってから最後尾が出るまでをいいます。)

 

 

解説

列車が3両分進むのにかかる時間は18分4秒―17分20秒=44秒とわかります。

つまり、2010m進むのにかかる時間は17分20秒―44×10/3秒=2680/3秒とわかります。

このとき、2100m進むのにかかる時間は2680/3×2100/2010=2800/3秒と求まりますので、求める答えは2800/3+44×10/3=1080秒です。

1080秒