植木算 その2(浅野中 2021) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

難関校では少し珍しい直球の植木算です。

テキスト入力の都合上分かりにくくなってしまいましたが、求めるのは木の本数と、すべての木を使うときの間隔の長さになります。

 

問題

全部で□本の木があります。A地点からB地点までの道沿いに一定の間隔で□本の木を植えたいと思います。A地点から植え始めて15m間隔で木を植えていくとすると、B地点までは植えることはできず、最後に植える木はB地点より119m手前に植えることになります。また、A地点から植え始めて20m間隔で木を植えていくとすると、B地点まであと9mのところまで植えることができ、3本の木が余ってしまいます。

そこで、A地点から植え始めて□m間隔で木を植えていくとすると、A地点から植え始めてぴったりB地点で植え終えることができます。

解説

15m間隔のときと、20m間隔のときでは、同じ本数植えたとき、植えた距離の比が3:4になります。もし、20m間隔で木を余さず植えたとき、植えた距離の差は119+(60-9)=170となり、これが比の1にあたりますので、15m間隔で植えると、170×3=510m分植えることができるとわかります。

このとき、木の本数は510÷15+1=35本とわかり、AB間の道のりは510+119=629mとわかります。

629mに35本の木を端から端まで植えるには629÷(35-1)=18.5m間隔で植えることが必要になります。

35本 18.5m