倍数の利用 その2(横浜雙葉中 2018) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

最小の、はまあよく出てきますが、最大の、はちょっと珍しいかもしれません。考えればあまり困る要素はないのですが、数字の入れ替えで似たような問題を解かされてきた鉄腕受験生とでもいう子たちには厳しいかもしれない問題です。

 

問題

たて18cm,横24cmの長方形の紙が600枚あります。この長方形の紙を同じ方向に敷きつめて正方形を作ります。面積が一番大きくなるのは長方形の紙を何枚並べたときですか。

解説

18、24の最小公倍数は72より、たてに4枚、横に3枚の計4×3=12枚並べると、この紙を並べて作ることができる最小の正方形が作れます。

600÷12=50より、作った正方形をたてに7つ、横に7つ並べた正方形までが作ることができることが分かりますので、求める数は12×7×7=588枚とわかります。

588枚