食塩水 その5(洛星中 2016・後期) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

最後は天秤法を使えば楽に求まりますが、図を書くのが面倒でしたので、子どもからすればちょっと無理筋の計算で解いています。

 

問題

Aの容器には5%の食塩水が300g,Bの容器には16%の食塩水が200g入っています。AからBへ何gか移した後,よくかき混ぜ,次に同じ量をBからAに戻してよくかき混ぜました。すると,Aの食塩水の濃さは9%となりました。最初にAからBへ移した食塩水は何gですか。

 

 

解説

最初、Aには300×0.05=15gの食塩、Bには200×0.16=32gの食塩が入っており、最後にはAに300×0.09=27g、Bには(32+15)-27=20gの食塩が入っていることが分かります。

このとき、操作後のBは20÷200×100=10%の濃度になったことが分かります。

最初のA、Bを同量交換すると、Aは交換した量100gにつき、100×0.1-100×0.05=5gずつ増えますので、Aを27-15=12g増えたことから、12÷5×100=240g交換したと求まります。

240g