因数の問題 その12(筑波大学附属中 2013) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

そんなにきつい問題ではありませんが、本番では、これを2分くらいで解かなければならないという点が厳しいです。

 

問題

約数を6つ持つ2桁の整数のうち,最も大きいものから最も小さいものを引いた差はいくつですか。

 

 

解説

ある数が素数mをa回、同じく素数nをb回かけたものであるとき、その数の約数の個数は(a+1)×(b+1)となります。

このことから、約数が6つある数は同じ数を5回かけたものか、ある数mを1回、nを2回かけたものとわかります。

①ある数を5回かけるとき

2×2×2×2×2=32

3×3×3×3×3=243

よって、あてはまるのは32のみ

②ある数mを1回、nを2回かけるとき

最小は3×2×2=12、99=3×3×11より、最大は99とわかります。

よって、求める答えは99-12=87

87