平均算 その10(甲陽学院中 2017・2日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

条件をつぶしていく経験は、小6であれば、夏までにはしておきたいところです。

 

問題

次の□の中に適当な数を入れなさい。

A,B,C,Dの4人の身長を調べたところ,AとBの差は9cm,BとCの差は2cm,CとDの差は5cmです。また,4人の中で一番身長が高い人は153cmです。4人の平均身長はDの身長より高く,Bの身長より低いことが分かりました。

Dの身長は□cmまたは□cmです。

 

 

解説

まずB>平均身長>Dがわかります。

また、BとCの差が2cm、CとDの差が5cmであることから、C>Dがわかります。

このとき,D以外は153cmの可能性がありますので、以下、検討します。

①A=153cmのとき

B>Cとすると

B=144cm C=142cm D=137cm 平均:(153+144+142+137)÷4=144cm

B<Cとすると

B=144cm C=146cm D=141cm 平均:(153+144+146+141)÷4=146cm

上記はいずれも、Bが平均身長より低くなりますので不適です。

②B=153cmのとき

A=144cm C=151cm D=146cm 平均:(144+153+151+146)÷4=148.5cm

このとき、Bは平均身長より高くなりますのでこれは条件を満たします。

③C=153cmのとき

A=142cm B=151cm D=148cm 平均:(142+151+153+148)÷4=148.5cm

これも、Bは平均身長より高くなりますので条件を満たします。

146 148