速さと比 その13(筑波大学附属駒場中 2000) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

きちんと問題文が読めれば、そこまで厳しい問題でもありません。

 

問題

A君は山頂を目指して10時にふもとを出発しました。登っている途中で,山頂から下ってくるB君と10時40分にすれちがいました。B君が山頂を出発したのは9時40分でした。さらに登っていく途中で,山頂から下ってくるC君と11時10分にすれちがいました。C君が山頂を出発したのは10時28分でした。その後,A君は登り続けて山頂に着きました。

ふもとと山頂の間を,3人はいずれも途中休まず,それぞれいつも一定の速さで歩いたものとし,B君,C君の下る速さは同じです。次の問いに答えなさい。

 

⑴ A君がB君,C君とすれちがった2つの地点の間を,C君は何分間で下りますか。

 

⑵ A君が山頂に着いたのは何時何分ですか。

 

⑶ A君は途中休まずB君と同じ速さでふもとまで下ります。14時30分に着くためには,山頂を何時何分に出発すればよいですか。

 

 

 

解説

C君が、A君とB君が出会ったところに達するのは、C君の出発がB君の48分後であり、またC君とB君の速さが同じであることから、10時40分+48分=11時28分と分かります。

よって、求める時間は11時28分-11時10分=18分と分かります。

⑴ 18分

A君は、B君やC君が18分で進む道のりを11時10分-10時40分=30分で進みますから、A君とB君、C君の速さの比は18:30=3:5とわかります。

このとき、A君はB君が山頂からA君に会う地点まで10時40分-9時40分=1時間で歩く道のりを、1時間×5÷3=1時間40分で歩きますので、山頂に達するのは10時40分+1時間40分=12時20分と分かります。

⑵ 12時20分

A君は登りに12時20分-10時=2時間20分かかりますので、下りには2時間20分×3÷5=1時間24分と分かります。よって、求める時間は14時30分-1時間24分=13時6分となります。

⑶ 13時6分