ニュートン算 その7(灘中・1日目 2000) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

ちょっと手の込んだニュートン算も慣れておくのが吉です。

 

問題

機械が自動的に毎分一定の数の菓子を作っている。箱詰めされていない菓子が100個になったとき,Aさんが1人で箱詰めを始めたら,10分後に箱詰めされていない菓子は200個に増えた。そのとき,BさんがAさんと交代して箱詰めをすると,交代してから20分後に,箱詰めされていない菓子は160個になった。そこでAさんとBさんの2人で箱詰めを始めたら10分後に箱詰めされていない菓子はなくなった。2人はそれぞれ毎分一定の数だけ箱詰めできるものとして,この機械は毎分□個の菓子を作っている。

 

 

 

解説

機械が菓子を1分で①個作るとします。Aさんが作業すると、10分で箱詰めされていない菓子が200-100=100個増えることから、Aさんの1分で箱詰めする個数は①-10個とわかり、Bさんが1分で箱詰めする個数は、箱詰めされる菓子が20分で200-160=40個増えることから、①+2個とわかります。

そうすると、AさんとBさんの箱詰めする個数は1分で10+2=12個差があることになります。

また、AさんとBさんが2人で作業すると、10分で160個減りますので、AさんとBさんの2人が箱詰めする個数は①+16個とわかります。

このとき、(①-10)+(①+2)=①+16より、①=24となります。

24個