整数問題 その6(灘中 2021・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

大学、高校入試では頻出です。

書き出しでもできなくはないですが、予習シリーズにコンビネーションの考え方が載っている昨今ですので、そのやり方で説明します。コンビネーションの数字が小さくならないことはご愛嬌。

 

問題

2021の各位の和は2+0+2+1=5です。このように,各位の数の和が5である4桁の整数は,2021を含めて全部で①□個あります。そしてそれらの整数の中で2021は小さいほうから数えて②□番目です。

解説

各位の数の和が5となる4桁の数を○、|で表します。

たとえば、1004は○|||○○○○、1040なら○||○○○○|と表します。

2021ならば、○○||○○|○となります。

このとき、求める数は4桁の数であるために、左端に○が必ず1つあります。そして、残りは○4個と|3本の並び替えで表せることがわかりますので、求める答えは7C3=35通りとわかります。

① 35通り

まず、1000代のものを考えます。

○|までが決まっていますので、あとは○4個と|2本の並び替えになり、6C4=15通りとわかります。

2000代は2003、2012、2021となるので、2021は2000代で3番目とわかり、全体で15+3=18番目とわかります。

② 18番目