2つの比の処理があるのは、平面図形でもよくあることです。そして、必ずしも、この2つの比をそろえる必要はありません。
問題
下の図は,長方形の土地を幅3mの道(斜線部分)で5つの長方形の土地に分けたものです。下図のあ、い、う、え、おの土地の面積の比が1:2:3:4:5になるとき,えの部分の面積を求めなさい。
解説
あ:い=1:2より、あ、いの横の長さの比も1:2になり、このとき、あの横の長さは
(300-3)÷(1+2)=99mとわかります。
う:え:お=3:4:5より、う、え、おの横の長さの比は3:4:5になり、このとき、うの横の長さは(300-3×2)÷(3+4+5)×4=98mとわかります。
このとき、あとえのたての長さの比を考えると、1÷99:4÷98=1/99:4/98=49:198になります。
よって、えのたての長さは(250-3)×198÷(49+198)=198mとなり、えの面積は98×198=19404㎡になります。
19404㎡