過不足算 その2(武蔵中 2000) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

武蔵中は案外、過不足算が好きなのかもしれません。さほど出ないは出ないのですが。

このブログでは2つ目の武蔵中過不足算です。この問題も国語力が問われます。

 

問題

とうもろこしをいくつかの箱に入れてみたところ,次のことがわかりました。

(A) とうもろこしをある本数ずつ入れると,箱が5つ余りました。また,とうもろこしが10本入った箱が1箱だけできました。

(B) 1箱当たりのとうもろこしを(A)より5本少なくすると,とうもろこしが53本余りました。

(C) 1箱当たりのとうもろこしの本数を(A)より3本少なくすると,とうもろこしが7本余りました。

 

⑴ 箱はいくつありますか。

 

⑵ とうもろこしは何本ありますか。

 

 

解説

(B)と(C)を比べると、1箱当たり5-3=2本、箱全部で53-7=46本の違いがあります。

ですので、箱は46÷2=23箱あるとわかります。

⑴ 23箱

(C)1箱に(A)と同じ本数入れるためには、23×3-7=62本必要になります。

(A)は今の本数では5箱とおそらく何本かのあまりですが、これが実は62本分に当たることがわかります。

このとき、10本の箱から10本取り出してやると、から箱が6箱、余りのとうもろこしが62+10=72本とわかります。

このとき、(A)は1箱当たり72÷6=12本とわかります。

よって、12×23-62=214本

⑵ 214本