いもづる算 その3(女子学院中 2019) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

これも不定方程式を使います。

 

問題

 ある菓子を箱につめて売ります。1箱12個入りは1500円で,15個入りは1800円です。12個入りだけにすると菓子は6個余り,15個入りだけにすると菓子は9個余ります。それぞれの場合で箱入りの菓子がすべて売れたとき,売り上げの差は4500円になります。菓子は全部で□個あり,売り上げが最大になるのは,12個入りを□箱と15個入りを□箱にして売ったときです。

 

 

解説

お菓子の個数は12個入りで考えると、18、30、42、54…、15個入りだと24、39、54…なので、54個、114個、174個…となります。

54個のときは売り上げの差が1500×4-1800×3=600円、114個のときは1500×9-1800×7=900円となりますので、(4500-600)÷300×60+54=834個とわかります。

売り上げが最大になるのは、全部売れたときです。12個入りがa箱、15個入りがb箱とします。

12×a+15×b=834

4×a+5×b=278

このとき、1個当たりの値段が高い12個入りをできるだけ多くしますので、b=2、a=67とわかります。

834個 12個入り:67箱 15個入り:2箱