流水算と比 その3(開成中 2018) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

じつは、さしてむつかしい問題ではないので、流水算と比の関係を学ぶにはうってつけの問題です。川の流速が同じ時の上り、下りの平均の速さが静水時の速さであることが分かっていれば、解くことができます。

 

問題

川の上流のA町と下流のB町の間を船で往復します。A町からB町までは42分かかり,B町からA町までは1時間52分かかります。船の静水での速さは川の流れる速さの何倍か答えなさい。船の静水での速さと,川の流れる速さはそれぞれ一定とします。

 

 

解説

上りと下りの速さの比は時間の比の逆比より112:42=8:3とわかります。

このとき、静水時の速さは(8+3)÷2=5.5、川の流れの速さは8-5.5=2.5とわかります。

そうすると、求める答えは5.5÷2.5=2.2倍となります。

2.2倍