整数問題(灘中 2009・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

整数問題というと、難しいイメージがありますが、取り組みが愉しいところでもあります。

 

問題

 鉛筆180本を,A組の生徒全員に1人4本ずつ配ると何本か余った。また,別の鉛筆200本を,B組の生徒全員に1人6本ずつ配るには何本か足りないので,1人5本ずつ配ると何本か余った。余った鉛筆をあわせると,A組,B組の生徒全員にちょうど1人1本ずつ配ることができて,1本も残らなかった。

 A組の生徒は□人である。

 

 

解説

A組の人数は180÷4=45人未満、B組の人数は、200÷6=33人以上200÷5=40人未満とわかります。

また、A組の人数×5+B組の人数×6=380なので、あてはまる組み合わせを考えるとき、B組×6が5か、10の倍数になる必要があります。

そうすると、B組は35人とわかります。このとき、A組は34人とわかります。よって、求める人数は40人とわかります。

40人