数字を置いてこなす問題、というものも案外見かけます。
よく塾では、固まるというのですが、何もできないと固まる前に、数字を置く、という反射ができることが重要です。
問題
春子さんは8時30分にA町を出発し、自転車でB町に向かいました。9時に着く速さで走っていましたが、帽子を途中で落としてきたことに気がついたので、8時52分に引き返しました。最初の0.7倍の速さで帽子を探しながら走り、5分後に見つけて、すぐに最初の1.2倍の速さでB町に向かいました。何時何分何秒にB町に着きましたか。
解説
春子さんのはじめの速さを毎分10とします。このとき、A町からB町までの道のりは10×30=300といえます。
すると、以下のように整理できます。
引き返した地点:A町から10×(52-30)=220
帽子を見つけた地点:220-5×10×0.7=185
帽子を見つけた時間:8時52分+5分=8時57分
引き返した地点からB町までの時間:(300-185)÷(10×1.2)+8時57分=9時6分35秒
9時6分35秒