比と過不足算(ラ・サール中 2005) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

比で表される数と比とは倍数、約数の関係があることがあります。

これも文章題では利用できるのです。

 

問題

生徒を5人ずつベンチに座らせたところ、ベンチが2つ足りないことがわかりました。そこで、座れなかった生徒を1人ずつ、5人ずつ座っているベンチに座らせていきました。

すると、(5人ずつ座っているベンチ):(6人ずつ座っているベンチ)=5:4になりました。

生徒は何人いますか。

 

 

解説

ベンチが2つ足りないということは、あまりの人数は6人~10人と考えられます。

また、あまりの人数は6人掛けのベンチと同じ数であり、6人掛けのベンチの比が4となることから、あまりの人数は4の倍数とわかります。

よって、あまりは8人とわかり、5人掛けのベンチは10脚、6人掛けは8脚となります。

求める人数は5×10+6×8=98人となります。

98人