本日は、中学入試では、約束記号以外の分野では少し珍しい文字式の問題を扱います。
文字式の一部が小学校の課程に導入されて少し経ちますが、あまり直球で文字式を使わせる問題は見ませんでした。しかしながら、このように有名校で出題されましたので、今後は少しづつ出されるようになるのかもしれません。
問題
あめ27個とガム23個が入っている袋があります。この袋から姉があめとガムを合わせて25個もらい,残りの25個を妹がもらいました。姉がもらったあめの個数と妹がもらったガムの個数の差は□個です。
解説
姉がもらったあめの個数をx個、ガムの個数をy個とします。
このとき、妹のもらったガムの個数は23-y個とおくことができます。
すると、姉のもらったあめの個数-妹のもらったガムの個数は、x-(23-y)とおくことができます。
この式を計算すると、以下の通りです。
x-(23-y)=x+y-23
x+yは条件より、25とわかります。
つまり、25-23=2より、求める値は2となります。
2個