組み合わせ探しの推理算(大阪星光学院中 2016) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

本日は、推理算の問題を扱います。

入試で出題されることはそう多くはありませんが、モノの考え方の練習になりますので、取り組んでみましょう。

条件を表で整理するとわかりやすいでしょう。

 

問題

 A、B、C、D、E、Fの6人が総当たり戦(リーグ戦)でテニスの試合をしました。1回につきコート3面を使って3試合をし、5回で全試合が終わりました。1回目の試合にはAとCの対戦があり、2回目の試合でBとEが、3回目の試合でCとDが、4回目の試合でDとEがそれぞれ対戦しました。

 

 2回目の試合でCと対戦したのは□です。

 

 

 4回目の試合でBと対戦したのは□です。

 5回目の試合でFと対戦したのは□です。

 

 

 

 

解説

まず、表で様子を整理しましょう。

 

 

1回目

2回目

3回目

4回目

5回目

A

C

 

 

 

 

B

 

E

 

 

 

C

A

 

D

 

 

D

 

 

C

E

 

E

 

B

 

D

 

F

 

 

 

 

 

 

Cが2回目で対戦した相手を考えます。

まず、横を見ていくとA、Dについては、別の機会に対戦しています。

縦をみると、E、Bは別に試合をしており、Cと対戦できません。

そうすると、残る対戦相手はFとなり、Fと対戦したとわかります。

⑴ F

 

⑴から2回目の様子が分かりましたので、表は下のようになります。

まず、埋まりやすそうなCから考えます。

 

 

1回目

2回目

3回目

4回目

5回目

A

C

D

 

 

 

B

 

E

 

 

 

C

A

F

D

 

 

D

 

A

C

E

 

E

 

B

 

D

 

F

 

C

 

 

 

 

 

 

Cの対戦相手について考えると、Eとは4回目に対戦できないので、5回目に対戦することになり、その結果、Bと4回目に対戦することが分かります。

⑵ C

 

⑴、⑵でわかったことを図に反映させると以下の通りです。

 

 

1回目

2回目

3回目

4回目

5回目

A

C

D

 

F

 

B

 

E

 

C

 

C

A

F

D

B

E

D

 

A

C

E

 

E

 

B

 

D

C

F

 

C

 

A

 

 

まず、Aについて考えると、Eと対戦できるのは3回目だけで、5回目に対戦する相手はBとわかります。

そうすると、5回目はAとB、CとEが対戦していることが分かりますので、残りの組み合わせはDとFとわかります。

⑶ D