前回までのあらすじ:
本田承太郎は藤堂物産で働くサラリーマン。
本田達は人事部の倉持部長の
講義を終え倉持の部下の柏木から
人員採用についての話を
聞いていました。
第175話:面接の準備とは
アルバイト採用にあたっては
店長が面接を行って決定されると
思いますが、
面接の仕方とは
どんなものなのか
何を準備しておけば良いのか
ご存知でしょうか?
面接を流れで見ると、
1募集
2広告などを見た人がお店に連絡
3TEL等で面接日の決定
4面接を行う
5採否の報告
この様になります。
これを細かく見て行くと
色々な物が必要になりますし
注意点もいろいろあります。
準備:
職場の印象
アルバイトはお店が採用する
という側の立場なので
基本的には人を選べるのですが
そのお店に応募するかどうは
本人がお店を選んで決めます。
なので選ばれる可能性が減ったり
評判が落ちる様な対応を
してはいけないのです。
ですから、
電話の対応や詳細の連絡など
お客様に接するのと同じ様に
接しなくてはなりません。
もし採用しなくても
お客様として利用してくれたり
対応が良ければ評判を
落とす事もありません。
その為、
従業員にも事前に
面接の連絡がある事や
応対方法などを教育しておき、
電話やお店に来た時にも
ミスなく対応できるように
しておくことが必要となります。
特に時間的ロスは双方にとって
不利益となりますので
避けなければならない損失です。
自分が連絡した時に
店長が不在でまた別の日に
再度連絡しなければいけない
という場合などは
よほどアルバイトの面接に
落ちていなければ何度も
連絡するのは嫌がります。
面接日が都合が付きにくく
融通が利かなかったり、
当分先になる場合はライバル店に
取られてしまうケースも多く
なってきます。
言葉遣いや電話対応も
お客様と同じように接客します。
採用して初めて仲間として
接するのでそれまでに
馴れ馴れしい関係で接したり
上から目線で話す事は
不採用にするとしても
マイナスとなります。
前田
「何故マイナスになるんですか?」
柏木
「あるお店の事例で、
初めて経験する未経験者に対し
女性店長が面接時で高圧的な態度と
口調で半分バカにして不採用に
した人から
ネットや近隣住民に悪口の噂を
流されて評判になったという
ケースなどがあります」
「あ~炎上ってヤツですね」
店長だから従業員より立場が
上である事は当然なのですが
だからと言って採用していない人に
不遜な態度を取る事は
人としてもおかしいし
採用の合否を盾に
そんな態度を取る店に来店しようと
お客様は思わなくなります。
そう言う訳で準備は
ちゃんと話を全員に通して
誠実に対応して決めごとはきちんと、
職場の雰囲気が反映するように
対応すると良いでしょう。
柏木は次に実際の面接の
やり方を説明していきます。
つづく