第174話:広告募集の流れ | 本田承太郎

本田承太郎

飲食店開業を目指す為に学ぶべき知識。
スキルと資金・経験を積んで
自分の城を持つ為にやるべき10の事。

前回までのあらすじ:
本田承太郎は藤堂物産で働くサラリーマン。
本田達は人事部の倉持部長の
講義を終え倉持の部下の柏木から
人員採用についての話を
聞いていました。


第174話:広告募集の流れ

飲食店で最も多いのが広告誌に
広告料を払って募集告知するという
ケースです。

普段の営業に忙しく人手を掛けて
チラシ配りなどを行うのは
現実的に厳しいです。

お店のホームページがある場合
告知もし易いですが基本的には
来店目的のアクセスしか無いのが
普通
です。

ネット検索なら
「地域名 バイト 時給」など
自分の条件面で検索するのが
普通ではないでしょうか。

広告誌の媒体は写真撮影や
広告文も相談できるので
費用は掛りますがノウハウを
学べて勉強になります。

面倒な作業を委託できるので
日々の業務が忙しいお店では
費用を支払う方が効率的でも
あるのです。

しかし通年で募集意識が高い
店長は費用を掛けずに人手を
確保する事も出来る
そうです。

まず今回は広告掲載で
アルバイト募集告知を行う
流れを解説していきます。

広告のメリットは広域で
告知が出来て速攻性が高く
すぐに人員が必要な時に有効です。

一般的には2週間ほど前に
見積もり確認後の申し込みが
終わっている状態が
余裕があって良いでしょう。

流れ
1タウンワークやフロムAなどの
業者に連絡し担当と打ち合わせ

2見積もりや広告枠の相談

3具体的な予算とプランを
打ち合わせて掲載を決定する

4原稿や写真などを作成する


※注意点
業者は基本的に1回で作業を
終わらせようとしますが
ミスが良くありますし

希望や要望を事前に話して
何度も修正しなくて良いように
準備しないと

入稿日が迫り、
満足に修正できていないけど
妥協して掲載するハメになる
という場合もあります。

当然結果が伴わず満足に
人員を集められなかったのに
費用だけ掛ってしまいます。

広告枠は5万や10万の枠を
何度かに分けて掲載するので
それだけで10万20万と
簡単に飛んでいきます。

それでもし、バイトの応募が
1~2人しか来なかったら
仕方が無いので採用すると
思いませんか?

なぜなら
採用しない場合その20万は
捨てている様なもの
ですし。

そう言った危機感も持って
事前準備や対応方法は従業員で
話し合っておくべきだと
思います。

広告の原稿に書く内容は
基本的にお店のメリットを
書いていきます。

広告誌の担当者は傾向での
アドバイスしか話しては
くれません
ので

大きな広告枠を購入したお店と
原稿が同じような場合だと
当然そのお店に
自分が募集したい人員を
取られてしまいます。


広告枠にあまり費用を
掛けられないのであれば

同じページや同じジャンル、
同じ地域や同時給帯のお店と
比べられても勝たなければ
全く反応が無いと言う事も
考えられます。

隣に並ぶ広告より
目立つメリットや広告文で
しっかりとアピールして

とにかく
アクセスして貰わないと
いけないという事を
覚えておいて下さい。


担当者との打ち合わせが
流れ作業になりがち
なのですが
この事を留意して最も綿密に
詰めるポイント
でもあります。

特にお店独自の特典や
現場の雰囲気、環境など
応募する側が興味を惹かれる事を
アピールします。

出来上がった原稿や写真を
他の店の広告と見比べて
勝てると思ったらそれで
いいと思います。

柏木
「それでは次に面接の
準備を行っていきます」


そして柏木は面接の手順を
説明していきました。

つづく