群馬のある治療室から~ 伊勢崎から腰痛・肩こりなどの各種症状の疑問についての独り言。 -15ページ目

花粉症に備える。

○30歳代女性 毎年花粉症に悩ませられる患者。検査ではカモガヤ・オオアワガエリ・スギ・ヒノキにアレルギー反応がある。その他ダニ・ハウスダスト。繊維系ではポリエステル・アクリルに反応。甘いものが大好物で食べると全身がかゆくなる。汗をかくとかゆくなる。


○免疫異常である花粉症状は氷山の一角である。花粉症以外にいろいろな症状を訴えていることが多く(アトピー・ハウスダスト・気管支喘息・食物アレルギー)。花粉自体を原因にし施術しても良い効果が得られない。花粉症やインフルエンザは免疫力がないために反応する。花粉症になったのは一つのきっかけに過ぎない。


群馬のある治療室から~ 伊勢崎から腰痛・肩こりなどの各種症状の疑問についての独り言。-花粉症


○戦前は糖質(炭水化物)が多く、タンパク質の少ない食事のもとでは蓄膿症などの感染症が多かった。戦後は西欧化した高タンパク・高脂肪の食事になり、蓄膿症は減りアレルギー性鼻炎が増えてきた。発育初期の段階から免疫系が多量の異種タンパク、単一タンパク質摂取はTh1/Th2のバランスを崩し、Th2細胞を優位にする。


○1個の花粉細胞の中に多くの物質がコンパクトに収納されている。成分には色素・有機酸・脂質・糖質・アミノ酸からペプチド、たんぱく質という多岐にわたる成分が見られる。しかも、これらのなかに生理的機能をもったホルモン様物質や酵素なども含まれている。(花粉症の科学より)


○免疫力を高めるために栄養素(糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・酵素)から施術を始める。体質改善を目的にしばらく時間をいただくことになる。栄養素であるアレルゲンをひとつひとつ除去していくだけで、症状を抑えることはしない。



4種類の免疫系の疾患について述べよ。


まず免疫反応の過剰か過少かで二分される。さらに免疫反応の対象が非自己(外敵)か自己(身体組織)かで二分される。従って、免疫系の疾患は次の4種類に分類できる。


1)アレルギー    過剰 非自己 : 鼻炎 喘息 花粉症

2)感染症       過少 非自己 : 各種感染症(インフルエンザ、肺炎)

3)自己免疫疾患  過剰  自己  : リウマチ 橋本病 SLE

4)腫瘍      過少  自己 : ガン


 

免疫系を規制する神経内分泌系の機序を述べよ。


免疫系の反応をコントロールしているのは副腎皮質から分泌されるコルチゾール(副腎皮質ステロイドホルモン)である。コルチゾルが適切に分泌されると、免疫系の作用が停止する。


したがって免疫を規制するのは視床下部(hypothalamus)-下垂体(pituitary gland) -副腎皮質(adrenal gland) のHPA軸として神経内分泌系である。もし、この系が適切に作用しないと、免疫反応は過剰となりアレルギーや自己免疫疾患を招く。逆にこの系が過少に作用すると、免疫反応が適切に起こらず、感染症や腫瘍を招く。


                            2001年 増田神経学資料より

群馬 伊勢崎

内外治療室