いろいろご心配をおかけしましたがおおむね平常です。

だらだらし過ぎて片付くはずのものが片付かず、なまけ癖が悪化したのを除いては。

まあさすがに自宅静養中はそうそうほっつき歩くわけにもいかないので在庫は増えないが、とはいえほっておくと記憶も薄れてますます面倒に。

 

という事でまずは山梨の峠に行った時の話。

最後に行ったのはコロナの遠出自粛の一時解禁となった4年前、2020年の6月だった。

随分のご無沙汰。

行き先に選んだのはこの夏チラ見も含めて見た、撮った鳥以外で見たい鳥となるとコマドリ、マミジロという事でならばここにというところ。

マミジロは昨年コマドリ同様盛大に餌付けをしていたそうだが今年はまだそれらしい画像も見ないしどんな様子か見てみようかと思ったが、さて。

 

以前と同様、朝八王子から松本行の普通電車に。コロナの影響を感じさせない盛況。

一時間あまりぼけっと電車に乗り8時前に塩山駅。

改札をでて駅前に降りると、あれバス停の位置が変わっている。

すでに10人ほど並んでいるでとりあえず並んでいるとぞろぞろと駅から出た人が列に並んでいく。

8時半のバスの時刻になる頃には50人ほど、最後に乗った時の倍以上の人数だ。

別のバス停の西沢渓谷行きはそれ以上の長蛇の列。

時刻になるとそれぞれのバス停にバスが来る。西沢渓谷往きにはバスが2台。

こちらは1台。とりあえず乗れるだけ載せてというか満員電車並みの密集状態。

こっちも増便かと思ったら10人余りを残して発車。

バス会社の社員さんと一緒にいた人たちはその後どうなったのか。

(帰りのバス停でお話しした方曰く、大枚はたいてタクシーに乗るか行き先変更するか、だという事だが本当か。)

 

地元の神〇中でもお山行のバスはだいたい臨時便でるし、長野から戸隠に行き時のバスは二台でほとんど全員座ってといったのとはえらい違い。

バスは見たところ以前乗ったのと変わらず古いし、昨年また値上げしているし山梨交通どうなんだろう。

という事でぎゅうぎゅう詰めのバスで一時間程目的地では10人ほどおりて林道へ。

 

・・・と長々と書いていたのはその後の内容が薄いからです。お察しください。

 

①久しぶりの林道、はたしてどんなようすになっているやら。

 

入口から林道を上っていく。

茂みの中からはシジュウカラ、ヒガラ、メジロの声。

水場、そして以前いつも「お立ち台」のあったあたりには全く人気もない。

人気はないのはいいものの鳥の声も聞こえない。

あたり一面ハルゼミの大合唱。それでいて小さいので姿は見えない。ストレス・・・。

 

ひたすら坂を上がり周りを眺める。コマドリの気配は全く。

斜面の上の方から数羽コルリの声は聞こえるものの遠いし姿が垣間見えそうな様子もなしと寂しい限り。

坂を上がり切り、舗装していない道路の方もうろつくが鳥の気配は薄い。

そんな中、ハルゼミの大合唱に負けずに鳴き声が聞こえてくるのはミソサザイ。

 

 

 

 

②とりあえず耳にして目にするのはミソサザイ(だけ)。しかし、暗い。。。

 

林道の脇の斜面で数か所、熱唱を聞かせてくれた。のは良かったが暗い。

天気予報だと一日晴れのはずだし塩山駅は快晴だったのがお山を上がってくると曇り。トラウマレベルの「雨の柳沢峠」レベルではないがなんで自分が行くとこうなるのか・・・・・。

 

③林道わきの斜面には巣立って間もないオオルリらしい幼鳥。無事に育ってもらいたい。

 

それでも写りはともかくコガラ、ヒガラ、ゴジュウカラなどは写したが遠出をした実感薄い顔ぶれ。

 

 

 

④声はほとんど遠いか上の方、セミの声には勝てない上に茂みに紛れて手ごわい。

 

マミジロはコマドリ同様結局気配も感じられずのすっきりと空振り。

コマドリのお立ち台の賑わいがなくなった後の楽しみといえば林道を歩き、曲がり角を抜けると林道わきの積もった枯葉をがさついているマミジロにひょいと出くわす事だったりしたのだが。

この日お話しした方は5月にマミジロの雄雌を斜面で見たというので来ているはずだが。

マミジロにしろコマドリにしろ以前は深い笹薮に潜りひょいと出入りする感じだったが今はその竹藪の寂しさがやけに目につく。

まとまって熊笹が枯れたという事でその後また生えてきているんだろうが限られた場所を覗いて笹の丈は短くまばらで見下ろしても鳥が落ち着いて身を隠すような場所には見えない。

爺むさいし、それほど長年通っているわけではないがこの当時のころを思うとため息もの。

今度は真っ黒け。山梨の峠 7月15日 | ご近所散歩中 (ameblo.jp)

結局夏鳥はかろうじて見れたオオルリにキビタキ、うっかり写っていたセンダイムシクイくらいと寂しい。

 

 

 

⑤コマドリ、マミジロはまったくの空振り。オオルリ、キビタキはかろうじて見れただけ。

センダイムシクイはエナガの群れを撮っていたら紛れ込み。夏鳥がこれではあんまり。

 

⑥出口目前、水場近くで水浴び後らしいカケスの姿。よれよれなのはちょっと目新しい。

 

皮肉なものでそろそろ時間が気になる午後三時ごろになって再び日が差してきた。

残り時間ぎりぎりまで本来見て歩くべきだろうが往きのバスの混雑ぶりを考えると乗り損ねが何より恐ろしい。一日一往復のバスで列の後尾で乗り切れなかったら果たしてどうなるのやら。

3時過ぎから30分余りバスを待つ。

バス待ちの人数は10人ほど、これなら大丈夫かとバスを迎えると落合からのご乗客も10人ほどで楽勝で座れて拍子抜け。

 

塩山駅前で缶ビールを買い込み、特急あずさで八王子まで一杯。

しかし時間が短く酔いが回ってぼーっとしているうちについて乗り換え。

昔の臨時特急「はまかいじ」だと乗り換えなしで町田まで乗って一休みだったんだが。

本当に爺むさいが、昔はよかった。