三連休、天気予報では天気はよさそうなもののとにかく暑そうという事だ。前の週に一瞬の遭遇で終わった黒い鳥をもう少しまともに見たいというのと、山の上なら少しは涼しいかと思って二週連続してになるが山梨の峠行き。
①お目当ては黒い鳥。今年は前週の一瞬の出会いに終わるかどうか。
八王子からの中央線松本行はいつもの事ながらお山目当ての方々で充満。みな元気で圧倒されます。
塩山からのバスも同様。にぎやかだ。
しかしさすがに林道に入ると名物コマドリの時期もピークを過ぎてという事か、人の姿はめっきり減った感じ。
入り口近くの水場も少しのぼった「お立ち台」のあたりにも人の姿はなし。
しずかな林道に入るとカラ類にキビタキの声がよく聞こえる。しかし相変わらずの素早い動きについていけず出だしからコガラの後姿を撮っただけ。
②あっち撮ってボツ、こっち撮って被りまくりで残ったのがこれ1枚。やれやれ。
林道をのぼっていくと降りてこられた方からマミジロが出ていると伺う。話を聞くと前週に垣間見たあたりらしい。
何とかもう少しまともに見たいものとさらに進んでいくと久しぶりに林道のすぐわきからコマドリのさえずりが。何とか姿を拝めないかと粘ってみたが藪の中を移動しているのかお姿を拝むことはできず。後ろ髪をひかれつつも先に進むことに。
すこし上がってマミジロを見たあたりの先に数名三脚を据えた方たちがおられる。
どうやら見下ろす斜面にマミジロが出るらしい。
しばらく様子を見ていると倒木の周辺に黒いものがちょろちょろと。
みると、確かにマミジロの雄。遠い上に茂みと岩の間を動き回っているのでなかなか全身を見るのは難しい。その間にマミジロの雌も姿を見せる。
②見下ろす斜面の下の方。距離はあるもののようやく見れたマミジロ。
④ついつい雄に気をとられてほとんど写していなかったマミジロの雌。申し訳ありません。
出たり隠れたりをしていたマミジロの雄は飛びあがって斜面の上の方の茂みに隠れると今度は飛びあがり枝にとまった。
枝にとまったマミジロは繰り返しさえずっている。一部枝に隠れたもののようやくじっくりと見ることができた。
⑤さえずっては羽繕いにストレッチ、休憩モードのおかげか初めてまじまじと見ることができた枝の上。
ひとしきりさえずっていたマミジロは茂みに降りると藪に隠れる。
しばらく出てこないので今度はほかの鳥を見に林道をのぼっていく。
キビタキの声はあちこちから聞こえるものの木の上の茂みあたりか姿は見えず。寂しい事だが今年のサービス期間は終了という事らしい。
ようやく中継所を過ぎたあたりで林道のすぐわきでミソサザイがさえずっているのに遭遇、二週続けてのミソサザイ様々である。
⑥目の前で熱唱。先週に続きミソサザイにだけは恵まれたか。
あたりからはコルリの声も聞こえるがなかなか場所がわからない。あちこち眺めているうちに結構高い枝を移動しているのを見つけたが素早く移動しているので結局証拠未満の写真しかとれず残念。
⑦雄雌そろって証拠未満。ミソサザイとは対極的に手ごわかったコルリ。
うろうろしているうちに昼もだいぶ過ぎたので林道を降りていく。
マミジロを見たあたりに戻るとおひとり残っていて自分がこの場所を離れた後斜面から林道に上がってきたとお聞きする。あらら早まったか。
話をしたりしながら見ているとマミジロが飛び出し林道の反対側の斜面に登ってきた。
林道に出てくるのを待っていたが予想外に飛びあがり電線に。
風情はないがおかげで今までになく近くで見ることができた。
⑧斜面の下から飛び上がり、反対の斜面の枝から電線に止まるマミジロ。風情はないが一番よく見れた。それにしても見上げると全身、腹まで黒いのがよくわかる。
その後茂みに入っていったん見え隠れしていたが、再び飛び出し枝に。
距離があっていまいちだが午前に続いて午後も枝どまりの姿をじっくり見ることができた。
⑨この日はサービスよく枝どまり連発。もう少し近ければピントもというのはやっぱり贅沢か。
再び下の斜面に姿を消すのを機に、バスの時間もあるのでぼちぼちと林道を降りていく。
お目当てのマミジロにサービスしてもらった代わりという訳でもなかろうがその後は相変わらずのカラ類に放浪され披露するのもはばかるボケボケ、顔なしの画像の量産。
折角目の前の木にとまったカケスもすぐに場所を移動しての葉っぱ被りと成果はさっぱり。
⑩相変わらず群れの動きに翻弄されて、結局とほほのヒガラ。
⑪水浴び直後らしいカケス。せっかくの好機ながら枝葉っぱ被りまくり。やれやれ
まあ二年越しでマミジロをじっくり見れただけでもありがたい、贅沢は言うまい。