夏鳥は県内のお山の他、軽井沢に奥日光とほぼめぼしい鳥は見れたところ。
後は地道に県内のお山参りで手ごろで安くというのが一番手堅いところだ。
と、思っていたらSNSで富士山登山口の茶屋の水場でサメビタキが来たというのが出ていた。
調べてみると茶屋のご主人自身のインスタでも来ている野鳥の画像があげられていてサメビタキが結構頻繁に来ているらしい。
鳥友さんのお一人も行ったことがあるというので状況をお聞きしたりして行ってみる事にした。
コサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキのヒタキ3種は似ていて見分け方というのがよくネットでも出ている。
そのうちコサメビタキ、エゾビタキは結構よく目にするのでなじみはあるがサメビタキは見たことがない。
相当高い山や奥まった林道なりに行けば見れるのだろうがどこなら確実というのもよくわからずで今までこれはサメビタキかコサメビタキ?なぞという悩みは未体験。
一度くらいはそういう悩みもしてみたいというのが目的だ。
お目当ての場所はいつもの山麓の水場よりも駅からは遠いのとできれば多めに時間をかけて見てみたいので泊まりで行ってみる事に。
①7時過ぎ大月初の電車に乗れば通学の学生さんで大変混みあっていた。
朝いちばんに地元を出て大月からの富士急の電車で富士山駅に着いたのは8時前。
荷物をコインロッカーに預けスピード優先でタクシーを使い近い方の茶屋近くまで行ってみる。
まずはそこから少し歩いて水場をのぞいてみる。
夏鳥の旬の時期を過ぎているせいか先客はおらず暗い水場で写りは全く期待できないものの空振り防止の鳥眺め。
②暗い枯れ川の川底の水たまり。自分が撮れば皆塗り絵。それでもぼちぼち来てくれるのがありがたい。ヤブサメ、ヒガラ、キビタキにウグイスあたりがお出まし。
③近くでのさえずりが聞こえなくなるとクロツグミがお出まし。しかし残念この後すぐご退場。
一時間余りの間に来たのはヤブサメ、キビタキの雌にヒガラ、ウグイスあたりが水浴び。クロツグミも来たものの顔見世だけ。
慎重居士なのはどこでもいっしょか。
お子様塗り絵の悲惨な写真ばかりながらそこそこ眺めたところで遊歩道を登ってお目当ての茶屋へ。
登山には程遠い散歩ながら結構な暑さ。
頭上から頻繁にヒガラらしい声が聞こえるが遠い。
アカゲラの姿も見えたがこれもまた遠い。
離れた場所でコルリの声を聴いたのはたった2回。時期的には遅いかも。
④遊歩道を登る道すがら、見かけた鳥は遠いアカゲラ。頭上から聞こえるヒガラの声に姿を探して振り回され、写したこれはヒガラかキクイタダキか。悩むのは腕のせい。
目的地に着いたのは1時間半ほど歩いた11時頃。
コーヒーを頼んで先客の皆さんに混じり水場にくる鳥を見ていく。
到着した時ちょうどヒガラの混群が周囲を飛び回り容器に入れられた水を飲んだり浴びたりしている。
下の暗い水場より見やすく明るいが素早く飛び回る鳥に振り回され気が付くと群れは去っていた。
⑤ヒガラの混群に混じるのはコガラやゴジュウカラ。にぎやかな一群に混じってキクイタダキも来たらしいが見つけそこない写せず残念。
その後はいくつかある容器にくるアカハラやシジュウカラなどを見てお目当ての鳥の来るのを待つ。
ご主人のインスタだとここ最近はあまりお出ましでなさそうで。どうなるかと思って周囲を見てみる。
⑥「綺麗な写真」には程遠いがどんな鳥が来るか、どう動き回るかが関心の的ならこれもまた面白い。まるで「金盥の行水」だ。
お昼を少し過ぎたころ、水場の奥の木にとまって手前の木に飛び移る鳥が来た。
ヒタキの一種だがコサメビタキにしては少し黒っぽく胸の縦縞が目立つ。
徐々に近づいてきた鳥は水場の枝にとまると据えられた容器の中に降り立ち水浴びをしてから飛び出した。
⑦お目当て?の鳥は徐々に近づいて水浴びを繰り返して飛んで行った。さてこの鳥はと悩んでみる。それは後で。
午後に入ると事前に聞いていたのとは逆に鳥のお出ましはまばらになりコガラ、ヒガラにメジロといった鳥がぼちぼちと顔見世、そして水浴び好きなのか再びアカハラが来て繰り返し水浴びを行った後長時間羽繕いを行っていた。
⑧水浴び好きなのか、午後にもお出ましのアカハラ。クロツグミより高い場所がお好みか。
そして2時前にキビタキの雄が水浴びをした後は音なしの状態。
先客の方は一部お帰り。
自分も3時過ぎ、山の上の方から登山道を歩いて下りてきた方たちとバス停の方へと撤退。
⑨午後になって寂しい鳥のお出ましの中、出てきてただただうれしいキビタキ様。
15時半頃のバスはワゴン車で定員9人だそうで定員オーバーで取り残されたら富士山駅まで約10キロ。夕刻にそれだけ歩くのはご勘弁と思って前もって問い合わせたらのりっぱぐれの対応はするという話だったので午後まで見ていることができた。
結局到着した「バス」に乗ったのは5名と無事全員乗車。
16時過ぎには富士山駅につき、荷物を引き取って宿へ。
駅ビルの居酒屋で一杯やりながら夕食後、宿でひと汗かいてまた一杯と無事初日の鳥見終了。
それでさっそく撮った画像をネットの情報で悩んでみた。
曰く、
・胸の模様は濃いめでエゾビタキよりはもやもやとした印象。
・目元、喉元はコサメビタキより濃くアイリングも小さめ。
・くちばしのオレンジ色の部分はコサメビタキより小さめでくちばしもやや短く正三角形っぽく見える(気がする)。
・そして写真下手で肝心な部分がまともに写っていないが尾筒にぼんやり斑点がある(ように見える)。
というところで心情的(というか希望的)にはサメビタキに見える。
まあもし見立て相違でもこれだけ悩めればいいか。
⑩とりあえずお目当てだった鳥か悩んで見れたのは成功。これだけ悩めればまあいいかというのが正直な気持ち。
とりあえず悩むだけのことはできたので翌日どうするかが問題だが一杯やっているうちに眠気が勝って持ち越し。朝の気分次第という事に。





















