私は奈良以外のお寺には
あまり行ったことがないのですが、
奈良のお寺って、何だか独特の空間があって
好きなんです。
有名どころだけではなく、
全体的に。
洗練されていない、
やぼったいとは言わないまでも
まったりというか…
そう、素朴!
大昔の雰囲気が、
そのまま残っているような
進化していない感が大好きです。
(褒めてるつもりです!大まじめで!)
で、先日訪れたお寺で。
木彫りの仏像がありました。
何時代に作られたのかは
覚えていないのですが💦
金箔などを貼っている訳でもなく、
木目まで生々しく見えるのです。
仏像をじっと見ていたら、
一心に彫っている職人さんの姿が
頭の中に浮かんできました。
多分、その職人さんは
後世でこんな風にお寺に展示されるとも思わないで、
ただひたすらに、彫ってたんだろうなぁ。
ひょっとしたら、
単に命令されて作ってただけなのかな。
古墳とか遺跡だって、
その当時に動員された人たちは
命令されて仕方なく行ってた人も
結構いた、って聞いたことあるし。
でもとにかく、目の前にあることを
一生懸命こなしていたんだよね。
そう考えたら
私が今、右往左往していることって
かなりちっぽけなような。
それにこうやって
毎日何とかかんとか
過ごしている時間、
過ごしている人で
時代って作られていくんだろうなぁ。
そして後世で、
平成ってこんな時代だった、とか
展示されるのかも。
すごいよね、生きてるって。
と、妙に妄想が膨らんで、
一人で感動していたのでした(^_^;)
他にも、北極星を仏像化した仏像もあって
感動で泣きそうでした(;゚∇゚)
(年をとったなぁ…)
こうやって字にしてみると、
突拍子もない自分の発想力に
汗が止まりません(^_^;)