前記事で

トリートメントは

pHが4.5~5.5くらいのトリートメントがベストなのに


ほとんどそんな商品はありません。


その理由は様々で


前記事でその1例を書きましたが


ほとんどの理由は



『安定性の技術が複雑』

なので


各メーカーはチャレンジしたくない。


のと


なんと言っても


防腐技術が半端なく必要です。


単純に防腐成分をたんまりと配合すれば良いと思いきや


防腐剤は

パラベンを始め沢山の成分がありますが


限られた配合量では


安全性の確保はできますが


国が指定している配合制限ギリギリなんて配合しようものなら


肌荒れする人が続出します。


パラベン類で


最大1%までと定められていますが

国産メーカーの場合は


せいぜい多くて0.3%くらいまでに抑えていると思います。


海外産は

そんな日本の化粧品メーカーの暗黙の上限なんかは気にしないメーカーがほとんどなので


私は


ヨーロッパやアメリカ


韓国コスメなんかは


絶対に使いたくありません!


話を戻します。


防腐の観点から見ても


pHが中性寄りの方が

容易に処方が組めますので


髪に嬉しいpHからは遠のいた製品が多い現状です。


そもそも

昔は


アルカリ石鹸で髪を洗っていて


クエン酸リンスで


石鹸カスの除去と


髪を弱酸性に引き戻す所から


リンスは生まれています。


ちなみに


クエン酸リンスなんかは


pH2.0くらいなので


酸性に寄り過ぎても


髪の過収斂でキューティクルが引き締まり過ぎて


痛みます。


現在は


ダメージ補修成分にしても


沢山開発されて


あれもこれも配合したいけど


そこに着眼し過ぎると


本来のトリートメントの意味である


髪の等電点に戻してあげる=髪が傷みにくい状態にする


ことからはズレた上で


髪を熱から守る!やら


まとまり髪に!やら


の商品が溢れています。


ちなみに


オリジナルコンディショナーは


pH4.5です(笑)


誕生してから10年くらい経ちますが


発売当時から


向こう10年は


オリコンの存在を超えるトリートメントは出てこない!


と発信していましたが


その通りの現実です。


ダメージ補修力


髪の強度アップ力


刺激性の低さなど


皮膜以外のチカラは


間違いなく


最強のデイリーアイテムだと思います。


皮膜は

洗い流さないトリートメントで調整すれば良し!の考えですので


シリコーンを始めとする


蓄積型の成分は配合しておりません!





















はい。


久々に


ホームケアでのトリートメントについて書いていきたいと思います。


世間的には

シャンプーは


洗う成分は大切かも?くらいには浸透してきてはいるとは思いますが


トリートメントに関しては


未だに


サラサラ=良いトリートメント


ツヤツヤ=良いトリートメント



みたいな感じだと思いますが


まず


トリートメントの役割で


1番重要な事は


しっかりと


髪を


等電点に戻してあける事です。


ここを語られている方は



ほぼ皆無ですが


それにはちゃーんと理由がありまして


そもそも


世間的なトリートメントは


pHが6.0~7.0の中性くらいの商品がほとんどなんです。


本来ならば


髪は


pH4.5~5.5くらいが


1番安定して


髪の強度的もベストなんです。


極端な例ですが


よくありがちな


ハリコシアップトリートメントなんかは

トリートメントの


pHはアルカリ寄りにして


キューティクルを浮かした状態で


シリコーンなんかで皮膜して


あたかも


髪が太くなったようにみせるような商品がありますが


そもそもキューティクルを等電点にしてあげないと


髪の内部から

アミノ酸などの栄養成分が流失しやすくなります。

その状態で



皮膜を洗い流すようなシャンプーを使うわけですか

髪の毛はパサパサになっていきます。


次回に続きます。