テイラー・デイン(Taylor Dayne/出生名:Leslie Wunderman/1962年3月7日~)は、アメリカ合衆国の歌手、シンガーソングライター、俳優。

 

 

 

1962年3月7日、レスリー・ワンダーマンは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市のマンハッタンで生まれ、その後ブロンクス区に短期間住んだ。

 

2歳の時、家族でロングアイランドに移る。

 

彼女はニューヨーク州ナッソー郡ボールドウィンの高校を卒業後、プロとして歌い始め、フェロニーやネクストなどのあまり知られていないロックバンドで歌った。

 

彼女は大学卒業後にソロで歌い始める。

 

 

1985年、「レス・リー」(Les Lee)という名前で“アイム・ザ・ワン・ユー・ウォント”(I'm The One You Want)というダンス・シングルをレコーディング。ニューヨークのインディーレーベル「メガボルト」からリリースした。

 

 

1986年、レス・リー名義で次のダンス・シングル“テル・ミー・キャン・ユー・ラヴ・ミー”(Tell Me Can You Love Me)をリリースした。

 

 

1987年、「テイラー・デイン」(Taylor Dayne)名義でアリスタ・レコードと契約。

同年、ダンス・ポップ・ナンバー“テル・イット・トゥ・マイ・ハート”(Tell It to My Heart)をリリースすると、米音楽誌『ビルボード』(Billboard)の総合シングル・チャート「Hot 100」(以下「全米」)7位・全英3位をはじめ瞬く間に世界中で大ヒットし、ほとんどの主要市場でトップ5にランクイン、西ドイツ(現:ドイツ)を含む多くの国でナンバー1に達した。また、アメリカでは『ビルボード』誌「ダンス・クラブ・ソングス」(以下「米ダンス」)4位に入った。

 

 

1988年1月19日、1stアルバム『テル・イット・トゥ・マイ・ハート』(Tell It to My Heart)をリリース、全英21位・全英24位、スイスでは4位に入り、RIAAからダブル・プラチナ認定を受けた。

 

ここからは他に、“プルーヴ・ユア・ラヴ”(Prove Your Love)が全米7位・米ダンス1位・全英8位、“オールウェイズ・ラヴ・ユー”(I'll Always Love You)が全米3位、“ドント・ラッシュ・ミー”(Don't Rush Me)が全米2位・米ダンス6位・全英76位をマーク。“オールウェイズ・ラヴ・ユー”はアダルト・コンテンポラリー・チャートでブレイク・ヒットとなり、“ドント・ラッシュ・ミー”のような将来のアップテンポのダンス・トラックへの道を開いた。

 

 

 

 

1989年10月10日、“危ないハート・ビート”(With Every Beat of My Heart)をリリース。全米5位・米ダンス8位・全英53位をマーク。

 

10月16日、2ndアルバム『キャント・ファイト・フェイト』(Can't Fight Fate)をリリース。

 

 

1990年、ダイアン・ウォーレン作曲の“愛に帰りたい”(Love Will Lead You Back)をリリースすると、全米1位を記録した。

 

また、全米4位になった“愛のシェルター”(I'll Be Your Shelter)、全米12位になった“ハート・オブ・ストーン”(Heart of Stone)をリカット。

 

 

 

1993年5月、バリー・ホワイト(Barry White)1974年のヒット曲“あふれる愛を” (Can't Get Enough of Your Love)のカヴァーを次のアルバムからのリード・シングルとして発売、全米20位・米ダンス2位・全英14位を記録し、豪州では2位に達した。

 

7月13日、3rdアルバム『ソウル・ダンシング』(Soul Dancing)をリリース、全米51位をマークした。ここからは他に、"Send Me a Lover"が全米50位、"I'll Wait"が米ダンス3位・全英29位、"Say a Prayer"が米ダンス7位・全英58位に達した。

 

 

 

 

 

1994年、ウォーレン・ベイティ製作の『ラブ・アフェア』リメイク版に出演。

同年、映画『The Shadow』のサウンドトラックに"Original Sin"を提供、全英63位をマークした。

 

 

1995年、ベスト・アルバム『Greatest Hits』をリリース、豪州76位・全英104位。

 

 

1996年、デインはアーサー・ベイカーとフレッド・ザーとともに、ティナ・ターナーのアルバム『ワイルデスト・ドリームス』のために“ホワットエヴァー・ユー・ウォント”を書いた。

 

 

1997年、デインは俳優として、SFテレビ シリーズ『ナイトマン』に「カーラ・デイ」役で出演した。

同年、インディペンデント系映画の『フールズ・パラダイス』、『スタッグ』にも出演。デインは、ショータイムシリーズ『ルード・アウェイクニング』でも定期的に出演した。

デインはマーク・ボニーラやドラゴン合唱団と共演したことがある。

 

 

1998年、デインは“ホワットエヴァー・ユー・ウォント”(Whatever You Want)をセルフ・カヴァーしレコーディング、アルバム『Naked Without You』からのシングルとしてリリース、米ダンス6位をマークした。

 

10月6日、4thアルバム『ネイキッド・ウィズアウト・ユー』(Naked Without You)をリリース。このアルバムはチャート入りしなかったが、タイトルトラック"Naked Without You"が米ダンス3位になった。

 

 

同年のグラミー賞2部門にノミネート。「ビルボード誌が選ぶ歴史上最も偉大なダンスクラブアーティスト」で28位。

 

 

2000年、映画『Flawless』のサウンドトラックに"Planet Love"を提供、米ダンス1位をマークした。

 

 

2001年に彼女はブロードウェイでエルトン・ジョンの『アイーダ』に出演した。

 

 

2002年、映画『Circuit』のサウンドトラックに"How Many"を提供、米ダンス6位をマークした。

 

 

2004年、映画『ジーザス・ザ・ドライバー』に出演。

 

 

2005年、デインは親友のリア・レミニとミシェル・リードをフィーチャーしたVH1シリーズ『リメイク』に出演した。 このシリーズは、家族を持つために休暇を取ったデインが音楽活動に復帰する様子を記録しており(彼女には代理母を介して双子がいる)、ロドニー・ジャーキンスとのコラボレーションによる最新曲“Right Now”が初公開された。

 

 

2007年、シングル"I'm Not Featuring You"をリリース、米ダンス2位になった。

 

12月11日、デインはスタジオアルバム『サティスファイド』から最初のシングル“ビューティフル”(Beautiful)をリリース。この曲は制作チーム 3Elementz の Dayne と Hitesh Ceon によって書かれた。デインはニューヨークの WKTU を含む多くのラジオ局でこの番組を宣伝した。“ビューティフル”は米ダンス1位になった。彼女はまた、『The Today Show』、『Chelsea Lately』、『Wake Up With Whoopi』、VH1にも出演した。シングルのミュージックビデオと『Satisfied』のアルバム・カヴァー写真は、ジャスティン・ティンバーレイクやジェニファー・ロペスのアルバム・カヴァーも手掛けたトニー・デュランによって撮影された。



2008年2月5日、5枚目のアルバム『サティスファイド』(Satisfied)をリリースした。約10年ぶりのスタジオ・レコーディング・アルバムとなった本作には、新しい曲と、彼女のお気に入りナンバーのいくつかの再録の両方が含まれている。


同年、デインは中国の北京で開催されたパラリンピックでパフォーマンスを披露。


2010年5月、デインは全米音楽商業者協会(NAMM)とVH1のセーブ・ザ・ミュージック財団を代表して国会議事堂の指導者らに、アメリカの学校での音楽教育の削減を削減するよう働きかけた。

7月31日、ドイツのケルンで5万人の聴衆の前で「2010ゲイ ゲーム」公式テーマ ソング“Facing a Miracle”を披露した。同年はパーフェクト・ビートの2010年のトップ・ワールドワイド・シングルで9位で終了した。しかし、その5年前、彼女は「カバラの観点からは、(同性愛者は)『結婚』できない」と語っていた。 「それには、実際の男性と女性のエネルギーと DNA が必要です。もっと大きな視点で見ると、『結婚』とはある回路のことだと思います。私は他の夫と同じようにビジネスマネージャーと結婚しています。」

 

2011年6月22日に新しいシングル“フロア・オン・ファイア”(Floor on Fire)をリリースし、米ダンス7位とトップ10にランクインした。

 

2011・2012年、デインは『レイチェル対ガイ: セレブリティ・クックオフ』に出場し、エピソード5で準決勝ラウンドに進出、チーム・レイチェルを代表する最後のスポットをかけてルー・ダイアモンド・フィリップスと対戦した。エピソードの終わりに、彼女は慈善活動のために5,000ドルを獲得するための準優勝チャレンジでジョーイ・ファトーンに敗れた。


2010年代初頭、アメリカのスタンドアップコメディアンのティグ・ノタロは、日常生活の中でデインに言及し始め、彼女と頻繁に遭遇した話を語った。 このことは最終的にアイラ・グラスの目に留まり、ディス・アメリカン・ライフのライブイベントの一環としてノタロにこのストーリーを語るよう依頼した。イベント中のモノローグの最後にデイン自身が登場し、“オールウェイズ・ラヴ・ユー”を歌った。


2014年9月、デインは新しいシングル“Dreaming”をリリースした。

 


2020年後半、デインは『覆面歌手』シーズン4に「ポップコーン」役で出演した。 彼女は大会の準決勝に進出した後、トリプルエリミネーションで「ジェリーフィッシュ」役のクロエ・キム、「タツノオトシゴ」役のトリ・ケリーとともにマスクを剥がされた。

同年、シングル"Please"をリリース。

 


2022年8月、デインはエレクトラ・オウルというドラァグ名でル・ポールズ・シークレット・セレブリティ・ドラッグ・レースのシーズン2に出場した。

 

 

テイラー・デインはこれまで全世界でのレコード総売り上げ枚数は7500万枚を超える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「テイラー・デイン」「Taylor Dayne」

 

 

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