シシド・カフカ(本名:宍戸 佑名[ししど ゆうな]/1985年6月23日~)は、日本の歌手、ドラマー、俳優、モデル。

 

 

 

1985年6月23日、宍戸佑名はメキシコで生まれる。

その後、小学校時代まで日本で過ごす。

 

立教女学院小学校卒業。

 

12歳の時、父の仕事の関係でアルゼンチンに移住し、中学時代を過ごす。しかし言葉がまったく理解できず、学校では辛い思いを経験した。


14歳の時、両親からサイレントドラムをプレゼントされたことがきっかけでドラムを始める。両親がドラムのトレーナーとして呼んだのは、バンドネオン奏者アストル・ピアソラの孫であり、自身も人気ジャズ・バンドのプロドラマーであるダニエル・ピピ・ピアソラだった。週に1回、ピアソラがドラムを教えに来てくれるようになり、スティックの握り方をはじめ一から伝授された。アルゼンチン人らしく、最初に教えられたのはタンゴだったという。

2年でアルゼンチンから帰国。

立教女学院中学校卒業後、玉川学園高等部に進学、後に卒業。

高校時代からバンド活動を始める。

 

東京工芸大学芸術学部写真学科に進学、後に卒業。
大学時代には最高8バンドを掛け持ちしていた時期もある。

2004年、19歳の時、3ピースのガールズ・バンド「THE NEWS」(ザ・ニュース)に3代目ドラマーとして本名「宍戸佑名」名で加入し、プロドラマーとして活動を開始。THE NEWSでは4年間ドラマーとして活動した。

同時に、175cmの長身と抜群のルックスを活かしてモデル活動も開始する。

バンドメイトに勧められて聴いたレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のドラマー、ジョン・ボーナム(John Bonham/1948年5月31日-1980年9月25日)に強い影響を受ける。

2005年、オムニバス・アルバム『Peace Keeping Flowers』にTHE NEWSとして参加。

同年、20歳の時、ドラマーの大島賢治、音楽プロデューサーの平出悟と出会い、「一緒に音楽をやらないか」と誘われる。きっかけは、2人の開いたロック・ヴォーカリストのオーディションに、友達の付き添いで来ていた宍戸が勢いで参加したことであった。2人のプロデュースの下、ドラマーではなくヴォーカリストとして、デビューを目指して精力的にライヴを行うようになった。しかし、なかなかデビューは決まらず、飲食店でアルバイトをしながらデビューを目指す生活を5年間ほど続けた。

当初は、ドラムを叩かずにハンドマイクで歌っていた。

 

2009年、THE NEWSから脱退。

その後、青木裕子、パンタ、ダイアモンド☆ユカイなどのサポートドラマーを経験する。

2011年、「ドラムを叩きながら歌ってみれば?」というアドバイスを受け、実際に試したところしっくりきたため、「これで私は大丈夫だ。いける」と実感し、現在の歌いながらドラムを叩くスタイルとなった。

このスタイルが評判を呼び、業界の目に留まりデビューが決まった。

 

 

2012年5月16日、デジタルシングル“デイドリームライダー”でインペリアルレコードより配信デビュー。

 

9月19日、1stシングル“愛する覚悟”を発売。初回限定盤DVDに、“愛する覚悟”とカップリング曲“デイドリームライダー”のMV収録。オリコン最高59位、登場回数3回。

 

 

2013年2月、チェコの世界遺産・ストラホフ修道院で撮影した江崎グリコ「プリッツ」CMでCMデビューを果たす。

 

2月20日、2ndシングル“music”をリリース。初回限定盤DVDに“music”MV、2012年9月のデビュー記念ライヴより“愛する覚悟”のダイジェストムービー、 『プリッツ』テレビCMのメイキングムービーを収録。オリコン最高87位、登場回数3回。

 

3月8日、“music”発売記念ワンマン・ライヴを大阪 梅田シャングリラにて開催。
4・5月、ニッポン放送 春のキャンペーンポスター、タイムテーブル表紙を担当。
4月7日、フジテレビ系『新・堂本兄弟』レギュラー出演(〜2014年9月28日、2015年1月4日)。同年4月28日放送回で、以前からファンだった山口百恵の“秋桜”を作者のさだまさしとセッションできたのが至福の時間だったと後述している。
5月22日 3rdシングル“キケンなふたり”を発売。表題曲はテレビ朝日系ドラマ『ダブルス〜二人の刑事』OPテーマ、カップリングの“ワンダーガール”はNHK総合『SHIBUYA DEEP A」OPテーマ、“Hunger×Anger”はグリコ・プリッツ TVCMイメージソング。オリコン最高63位、登場回数3回。

 

 

 

同日にファンクラブサイト「シシド・カフカMOBILE」発足。
5月27日、「KOBE SUPER SESSION」に出演、SUGIZO、INORAN、河村隆一、TOKUらと共演した。
7月20日、バンドやろうよVol.4に出演(SCANDAL、SPYAIR、FLiPと共演)
8月11日、「SUMMER SONIC 2013」に参加、舞洲サマーソニック大阪特別会場 FLOWER SATGEにて公演。
8月17日、神宮外苑花火大会 軟式球場 特設ステージ 出演。
9月4日、1stアルバム『カフカナイズ』をリリース。オリコン最高31位、登場回数6回。


9月6日、渋谷CLUB QUATTRO ワンマンライヴ
9月9日、「渚とカフカとさめざめツアー」がスタート。

 

 

2014年1月29日、4thシングル“我が儘/Miss.ミスミー”を発売、オリコン最高52位。

 

2月2日、“我が儘”リリース東名阪仙ツアー 開始。
4月29日、「NAONのYAON2014」日比谷野外大音楽堂に出演。
12月31日 COUNTDOWN JAPAN14/15 COSMO STAGEに出演
 

 

2015年6月17日、1stミニアルバム『K5(Kの累乗)』を発売。“バネのうた”feat.甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)、“Don't be love”feat.斉藤和義、“あの夏、君が見てたモノ”- feat.YO-KING(真心ブラザーズ)など、様々なロック系ミュージシャンとコラボした。

 

 

 

 

8月9日、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015 PARK STAGEに出演。
12月31日、「rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 15/16 supported by Windows 10」COSMO STAGEでカウントダウン出演。

 

 

2016年4月27日、2ndアルバム『トリドリ』を発売。

 

5月7日 シシド・カフカ Tour 2016
5月11日、北陸新幹線開業1周年イベント 「石川ロックサミット」ロック×OEK スーパーセッション」
8月13日、rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016
8月18日、TOKU Group with special guest SHISHIDO KAVKA
9月11日、Jin Rock Festival in KAMO 2016 TOKU feat シシド・カフカ
10月9日、自由が丘女神まつり2016
10月21日、東名阪ツアー「Theatre Kavka 『DO_S』」
11月23日、フジテレビNEXTで放送の『TOKYO SESSION -ROCKIN’GAMBLER-』第三夜に、Char(1955年6月16日‐/G)、KenKen(1985年12月30日-/B)とともに出演。番組中でセッションを展開した。

 

12月2日、奥野真哉 生誕50年祭「今宵かぎりの雑種天国」に参加。

 

 

2017年2月22日、2ndミニアルバム『DO_S』を発売。

 

3月3日、『DO_S』リリースイベントを渋谷clubasiaで開催。
12月2日、「シシド・カフカ Live Tour 2017 そうだ、ライブやろう」がスタート、東名阪で開催。
12月20日、「目の不自由な方へ音の出る信号機を!〜」をテーマにした「第43回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」に参加。
12月22日、DI:GA online「アーティストから届く直筆年賀状」企画参加。
 

 

2018年2月12日、ディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』日本語版声優として参加。エンドソング日本語版の歌唱も担当した。
2月21日、Apple Music シシド・カフカが選ぶディズニーソング プレイリスト公開。
3月9日、日本ジーンズ協議会主催 東日本大震災の支援活動「Keep on your Jeans Spirits」」に参加。

3月14日、『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』が発売。「シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ」名義で“リメンバー・ミー(エンドソング)”にて参加。

 

 

6月16日、One of LoveプロジェクトGIG 10YEARS WITH 「途上国の子供たちに未来の仕事を贈るプロジェクト」に参加。
7月25日、3rdアルバム『DOUBLE TONE』をリリース。「シシド・カフカ feat.横山剣 with CRAZY KEN BAND」名義の“羽田ブルース”や、「シシド・カフカ feat.金子ノブアキ」名義の“zamza”、「m-flo feat. シシド・カフカ」名義の“SYNERGY”など、様々なコラボ作品を収録。「シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ」名義で“リメンバー・ミー(エンドソング)”も収めている。

 

 

 

 

 

7月20日、『DOUBLE TONE』リリース記念 -リメンバー・ライブ- を開催、ゲストは横山剣 from CRAZY KEN BAND。
8月4日、rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018

 

 

2021年9月5日、東京パラリンピック閉会式に、自身が主宰する音楽集団「el tempo」を率いて参加。
 

 

2022年9月19日、10周年記念アナログ盤“いつまでも”を発売。

 

同日、「シシド・カフカ デビュー10周年記念LIVEi Fiesta !」を代官山UNITで開催。

 

 

 

前述の通り山口百恵の大ファンであると公言。越路吹雪がきっかけで歌謡曲を追究する内に、山口百恵に熱中するようになったという。先に挙げた“秋桜”に他にも、“絶体絶命”や“ロックンロール・ウィドウ”のカヴァーを残している。

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia 「シシド・カフカ」「THE NEWS (日本のバンド)」

 

 

 

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