タイナカ 彩智（たいなか さち/旧芸名：タイナカ サチ/本名：田井中 彩智（読み同じ）/1986年4月30日～）は、日本のシンガーソングライター。
1986年4月30日、田井中彩智は兵庫県加古川市に三姉妹の三女として生まれ、児童合唱団を主宰する母親のもと、音楽的な環境に育つ。
最初に触れた音楽は、母も二人の姉もやっていたクラシック音楽だった。しかし、幼少時は御転婆でじっとピアノを練習するタイプではなかった。
3歳の時、クラシックバレエを習うことになり、高校卒業まで続けた。
小学5年生の時、「全国童謡歌唱コンクール」に出場。1997年度の子ども部門銀賞を受賞した。
1999年度は姉妹3人でファミリー部門に出場し、全国大会へ進む。
高校時代に神戸市に引っ越す。
15歳になると本格的にシンガーになることを決意し、作詞・作曲やライヴ活動をスタートさせる。
2001年、「第3回東アジア競技大会・応援ソングシンガー公開オーディション」において、グランプリを獲得する。
2004年2月11日、小説『ある愛の詩』を作者である新堂冬樹自ら監修し、井上鑑がサウンド・プロデュースを担当したイメージアルバム『ある愛の詩』に「彩智」名義で参加。“夜と夢”、“Forever”、“青の奇跡”、“あなたを守りたい”、“Nature Boy”、“When I Fall In Love”でヴォーカルを担当し、本格的にデビューを視野に入れる。
2005年、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、約1年間「レ・ビジュ」というショー・ユニットでシンガー&ダンサーとして活躍し人気を得る。1日に5回ものショーステージをこなし、夜は大阪府内のライヴハウスで歌うという日々を送る。
そのライヴハウスでの歌唱模様を収めたビデオテープが現事務所に渡り、デビューのきっかけとなる。
2006年2月22日、1stシングル“disillusion”(作詞：芳賀敬太/作曲：NUMBER201/編曲：川井憲次)を「タイナカサチ」名義でジェネオンエンタテインメントから発売し、メジャーデビュー。テレビアニメ『Fate/stay night』前期OPテーマに起用され、オリコン週間シングルランキング最高位13位を記録した。
5月31日、2ndシングル“きらめく涙は星に”(作詞：芳賀敬太/作曲：KATE/編曲：十川知司・NUMBER201)を発売。テレビアニメ『Fate/stay night』後期OPテーマ。オリコン週間シングルチャートで自己最高記録初登場9位を記録する。
8月30日、3rdシングル“最高の片想い”(作詞・曲：タイナカサチ/編曲：藤井丈司・小山晃平)を発売、オリコン50位。
発売翌週の9月8日にテレビ朝日系『ミュージックステーション』に初登場で同曲をピアノ弾き語りで披露する。
2007年2月7日、4thシングル“会いたいよ。／君との明日”を自身初めて両A面シングルとして発売。ともに作詞作曲はタイナカサチで、“会いたいよ。”(編曲：安部潤)は日本テレビ系『歌スタ!!』1月度EDテーマ、KBCテレビ『ドォーモ』2月度EDテーマ、tvk・CS GyaO他『アニメTV』EDテーマ。また“君との明日”(編曲：金子隆博)はCTC他UHF6局ネットテレビアニメ『Fate/stay night』最終回EDテーマ。オリコン17位。
3月7日、初のアルバム『Dear...』を発売、オリコン33位。アルバムを擁した初のワンマンツアーを成功させる。
6月6日、5thシングル“愛しい人へ”(作詞・曲：タイナカサチ/編曲：安部潤)を発売、表題曲はNHK衛星第2テレビアニメ『精霊の守り人』EDテーマ。オリコン56位。
11月7日、両A面となった6thシングル“Lipstick／一番星”を発売、“Lipstick”(作詞：タイナカサチ・渡邊亜希子/作曲：タイナカサチ/編曲：鈴木Daichi秀行)は、日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』POWER PLAY、日本海テレビ制作UHF29局ネット『プリン・ス』2007年11月度OPテーマ。“一番星”(作詞・曲：タイナカサチ/編曲：羽毛田丈史)は映画『ペルソナ』EDテーマ。オリコン63位。
2008年1月23日、7thシングル“Visit of love”(作詞・曲：タイナカサチ/編曲：河野伸)を発売。表題曲は日本海テレビ制作UHF29局ネット『プリン・ス』2008年2月度EDテーマ。カップリング“With〜春夏秋冬”(作詞・曲：タイナカサチ/編曲：羽毛田丈史)は映画『ペルソナ』挿入歌。オリコン82位。
2月13日、2ndアルバム『Love is...』と初の映像作品となるライヴDVD『Sachi Tainaka LIVE 2007 〜Dear...〜』を同時発売、アルバムはオリコン30位をマーク。ワンマンライヴツアーは全国ソールドアウト。
7月23日、8thシングル“もう キスされちゃった”(作詞・曲：広瀬香美/編曲：湯浅篤)を発売、広瀬香美に初めて楽曲提供を受け、広瀬のカヴァー曲“愛があれば大丈夫”(作詞・曲：広瀬香美/編曲：湯浅篤)もカップリングで収録。表題曲は日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』2008年7月POWER PLAY、結婚式場アルカンシエルグループTVCM（中京広域圏）イメージソング（2008年12月 - ）。オリコン58位。
2008年10月22日、両A面の9thシングル“また明日ね／code”を発売、“また明日ね”(作詞・作曲：タイナカサチ/編曲：皆川真人)は、全国29局ネット『プリン・ス2』10月度EDテーマ、テレビ朝日『セレクションX The Museum』EDテーマ。“code”(作詞：松村龍二/作・編曲：板垣祐介)は、PS2版『Fate/unlimited codes』主題歌。オリコン60位。
2009年4月7日、音楽を中心としたエンタメ情報番組『メロjpでいこう!』の番組MCを、牧野隆志（東京プリン）、大堀恵（SDN48）とともに担当。
8月26日、10thシングル“運命人”(作詞：渡辺なつみ/作曲：山元祐介/編曲：デワヨシアキ)を発売、9月以降TVK等『メロjpでいこう!』OPテーマ。オリコン116位。
9月16日、3rdアルバム『Destiny』を発売、オリコン60位。渋谷にて初のダンスも取り入れたワンマンライヴを成功させる。
12月23日、サウンドトラック『ricordanza - Fate/stay night TV song collection -』が発売、タイナカは劇場アニメ『Fate/stay night Unlimited Blade Works』イメージソング“imitation”で参加した。
2010年1月20日、11thシングル“Voice〜辿りつく場所〜”(作詞：タイナカサチ/作曲：山元祐介/編曲：小山晃平)を発売。表題曲は劇場版アニメ『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』主題歌。オリコン20位。
1月22日、12thシングル“disillusion-2010-”(作詞：芳賀敬太/作曲：NUMBER 201/編曲：宮崎歩)を発売、劇場版アニメ『Fate/stay night TV reproduction』OPテーマ。カップリングの“雲のかけら”(作詞：芳賀敬太/作曲：山元祐介/編曲：出羽良彰)は「タイナカサチ feat.樹海」名義で、DVD/BD『Fate/stay night TV reproduction』EDテーマ。オリコン30位。
4月28日、劇場版アニメに関連して『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS オリジナルサウンドトラック』が発売。川井憲次による劇伴22曲に、タイナカ サチによる主題歌“Voice ~辿りつく場所~”の劇場EDバージョンを加えた全23曲収録。
4月30日、24歳となり、バースデー記念のピアノ弾き語りワンマンライブツアーを成功させる。
6月から、「&SACHI」という自主コラボイベントを始める（過去出演者：広沢タダシ、YUI（RYTHEM）、花＊花、Unlimited tone、岡野宏典、Rie fu他）。
9月30日に、3月いっぱいでレインボーエンタテインメントとSISTUS RECORDSを退社していたことを発表。
12月、自身の自主レーベルtutu records（チュチュレコーズ）を設立。同時に名前の表記を「タイナカサチ」から「タイナカ彩智」に変更した。
2011年3月2日、広沢タダシをサウンドプロデューサーに迎え、「タイナカ彩智」名義での初作品となった4thアルバム『innocent』を発売、オリコン145位。
7月27日、両A面の13thシングル“花火／LIFE”を発売。「タイナカ彩智」名義での初のシングル作品。
2012年2月22日、5thアルバム『Flower Dance』を発売、オリコン279位。
12月19日、初の配信限定シングル“ひとつぶ”をリリース。
2013年7月10日、6thアルバム『1 2 3』（アン ドゥー トロア）をリリース。
2015年5月27日、ベーシストの鹿島達也と共同プロデュースで7thアルバム『tomori』をリリース。
2016年10月26日、デビュー10周年記念アルバム『蒼い背中』リリース。
2018年5月23日、アルバム『キャッツクレイドル』を発売。
12月8日、第一子長男を出産したことを、翌日12月9日に公式ツイッターにて発表。
2021年6月9日、7曲入りのミニ・アルバム『呼空』を発売。
11月25日、第二子長女を出産したことを、11月27日に公式ツイッターにて発表。
(参照)
Wikipedia「タイナカ彩智」
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