芦田 愛菜(あしだ まな/2004年6月23日~)は、日本の俳優、タレント、歌手、声優、ナレーター。

 

 

 

2004年6月23日、芦田愛菜が生まれる。兵庫県西宮市出身。

 

2007年、3歳から芸能活動を始める。

2009年3月3日に放送された、『ABC 家族レッスン ショートムービー2“だいぼーけんまま”』で子役としてデビューする。

2010年、5歳の時、テレビドラマ『Mother』の書類審査で応募規定である7歳に達しておらず、参加資格がないため当初はオーディション参加を見送っている。しかし、所属事務所から「駄目もとで良いから」と推薦されオーディションを受けたところ、「台詞・質疑応答」にて、台詞回しやそれに伴う表情、仕草に「上手さ」とはまた違った独特のテンポと癖があり、面白い演技をしていた。それらが明らかに他の子どもとは異なっていたことから、キャスティング担当者と急遽オーディション会場に呼ばれた脚本家との協議により出演が内定。その後芦田のキャスティングが決定し、脚本家が芦田の背格好や話し方により合う形で役の設定と脚本を一部変更している。

4月14日~6月23日、日本テレビ系ドラマ『Mother』で母親からネグレクトを受ける少女「道木 怜南(みちき れな)/鈴原 継美(すずはら つぐみ)」を演じ、「第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」など新人賞を多数受賞し、認知度が飛躍的に向上。

9月、オーディションを経て、翌年のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』における茶々の幼少時代の配役が決定、後に主人公・江の長女千の幼少期役も担当する。


2011年1~12月、NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』が放送。

3月30日、単発ドラマ『さよならぼくたちのようちえん』で「山崎カンナ」を演じ、日本のテレビドラマ史上最年少でドラマ初主演を務めた。

4月24日~7月3日、テレビドラマ『マルモのおきて』に「笹倉薫」役で出演、ゴールデン帯の連続ドラマ史上最年少で主演を務める。また、共演した薫の双子の弟「笹倉友樹」役の鈴木福と犬のムック(声:岡亮)とともに、ユニット「薫と友樹、たまにムック。」名義で同ドラマ主題歌“マル・マル・モリ・モリ!”を歌唱。

5月25日、『マルモのおきて』主題歌“マル・マル・モリ・モリ!”(作詞・作曲・編曲:宮下浩司)のシングルCDをユニット「薫と友樹、たまにムック。」名義でユニバーサルミュージックから発売。日本レコード協会からCD・着うた・着うたフルでダブル・プラチナ認定を受け、第53回日本レコード大賞 特別賞を受賞するる大ヒットになった。オリコン2位。

 

 

10月26日、1stソロ・シングル“ステキな日曜日〜Gyu Gyu グッデイ!〜”(作詞:浅利進吾・渡辺なつみ/作曲:浅利進吾/編曲:h-wonder)でユニバーサルミュージックからソロ・デビュー。表題曲はセブン&アイ・ホールディングス「秋のおでかけフェア」タイアップソング。カップリングは、“ピカピカウサギのマーチ”(作詞・作曲・編曲:かの香織)。同年11月7日付オリコン週間シングルチャートで初登場4位を記録。芦田は発売時7歳4か月であり、ソロ歌手の同チャートにおける初登場TOP10入りの最年少記録を更新した。それまでの記録は1987年3月30日付の後藤久美子による “teardrop”であり、13歳0か月で初登場3位でのTOP10入りだった。

 

なお、日本人のソロ歌手においては、初登場でないTOP10入りを含めても1969年11月10日付の皆川おさむ“黒ネコのタンゴ”(1位・6歳9か月)に続く史上2位の記録であり、さらに女性ソロでは最年少記録を35年3か月ぶりに更新した。それまでの記録は1976年8月2日付の斎藤こず恵“山口さんちのツトム君”であり、8歳9か月で6位でのTOP10入り。なお、日本人以外の歌手を含めると皆川以外に芦田より年齢が低い歌手でTOP10入りを果たしているのが、1970年5月11日付でジミー・オズモンド“ちっちゃな恋人”が7歳0か月で9位にランクインしている。

11月23日、1stソロ・アルバム『Happy Smile!』を発売、ソロ・デビュー・シングル“ステキな日曜日〜Gyu Gyu グッデイ!〜”はもちろん、“マル・マル・モリ・モリ!”も収録、さらに荒井由実時代のユーミンの楽曲“やさしさに包まれたなら”(作詞・曲:荒井由実/編曲:市川淳)やkiroroの“Best Friend”(作詞・作曲:玉城千春/編曲:中野定博)のカヴァーの他、元プリンセス・プリンセスの岸谷(旧姓:奥居)香提供の“愛菜のラブリーロックンロール”(作詞・曲:岸谷香/編曲:鎌田雅人)や竹内まりやの“みんなのハッピーバースデイ”(作詞・曲:竹内まりや/編曲:中西亮輔)と豪華作家陣からの楽曲提供を受けた、7曲収録のミニアルバム。オリコン週間アルバムランキングで初登場8位を記録。カナダ人の歌手ルネ・シマールの13歳8か月(「ルネ・ファースト・アルバム」1974年10月14日付け10位)を37年1か月ぶりに最年少記録を更新し、7歳5か月でTOP10入りを果たした。

 

 

 

 

 

12月31日、『第62回NHK紅白歌合戦』に7歳193日で出演し、「あしたを歌おう。 〜こどもスペシャル〜」コーナーで“マル・マル・モリ・モリ!”を披露。対戦相手はいないが正式な出場歌手扱いであるため、それまでの最年少出演記録である大橋のぞみ(藤岡藤巻と大橋のぞみ)の9歳237日を更新する。


2012年1月24日に、映画『うさぎドロップ』と映画『阪急電車 片道15分の奇跡』で「第54回ブルーリボン賞 新人賞」を史上最年少で受賞。

1月27日、”マル・マル・モリ・モリ!”で「第26回 日本ゴールドディスク大賞 」の「ベスト5ニュー・アーティスト(邦楽)」と「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」をそれぞれ受賞する。

5月16日、2ndソロ・シングル“ずっとずっとトモダチ”(作詞:浅利進吾・渡辺なつみ/作曲:浅利進吾/編曲:h-wonder)を発売。表題曲はアニメ『ジュエルペット きら☆デコッ!』ED曲およびアニメ映画『ジュエルペット スウィーツダンスプリンセス』主題歌に起用された。また、カップリングの“ハッピーラッキー☆ゴー! ”(作詞・作曲・編曲:浅利進吾)は『ジュエルペット きら☆デコッ!』OP曲、“なないろピクニック”(作詞・作曲・編曲:浅利進吾)はセブン&アイ・ホールディングス「レッツ! おでかけフェア」CMソングにそれぞれ起用された。なお、『ジュエルペット』の大ファンだったため、主題歌のオファーが来た際にはとても嬉しかったと語っている。

 

 

 

8月1日、3rdソロ・シングル“雨に願いを”(作詞・曲:松任谷由実/編曲:松任谷正隆)を発売、ドラマ『ビューティフルレイン』主題歌。カップリングは“夏がやって来た!”(作詞・作曲・編曲:浅利進吾)。オリコン16位。楽曲提供者の松任谷由実は後に“雨に願いを”をセルフカヴァーし、アルバム『POP CLASSICO』に収録している。

 

 

8月8日、サウンドトラック・アルバム『映画ジュエルペット スウィーツダンスプリンセス』が発売、主題歌“ずっとずっとトモダチ”の他、芦田が歌唱したOPテーマ“夢の魔法”(作詞:渡辺なつみ/作曲:野中博史)も収録している。なお、同映画で芦田は、主題歌とOPテーマを歌唱した他、ゲストキャラクター「マーナ姫」として声優出演も行っている。

 

 

12月27日、品川区立総合区民会館「きゅりあん」で単独コンサート公演『〜ウィンターワンダーランド〜』を開催する。


2013年、映画『パシフィック・リム』にキャスティングされ、森マコの幼少期役で出演する。


2014年1月15日~3月12日、ドラマ『明日、ママがいない』に「ポスト / 佐々木 キララ」役で初めて連続ドラマに単独主演を果たす。

6月公開の映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』で単独主演。

8月6日、4thソロ・シングル“ふぁいと!!/ゆうき”を発売。“ふぁいと!!”(作詞:下地悠・コモリタミノル/作曲・編曲:コモリタミノル)はイトーヨーカドーCMタイアップ曲、“ゆうき”(作詞:中川李枝子/作曲・編曲:村松崇継)は2014年の第81回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲。オリコン30位。

 

 

9月24日、シングル“マル・マル・モリ・モリ! 2014”(作詞・作曲・編曲:宮下浩司)を「薫と友樹、たまにムック。」名義で発売。ドラマ『マルモのおきてスペシャル2014』主題歌で、歌詞と振り付けの一部をリニューアルした。オリコン50位。

 


2017年2月、都内私立中学を受験し複数合格。その中から役者としての活動に理解のある慶應義塾中等部を選択。

4月、慶應義塾中等部に入学。以降、学生生活や学業の時間を生活の軸にしながら、撮影現場に迷惑を掛けたり自身の身体に無理が祟らないペースで役者業を継続する。

なお、中学校ではマンドリンクラブに所属していた。

また、読書が昔からの趣味であり、小学生の頃に読書量が年間60冊を超えたという。役者業と受験による最も多忙な期間を終えた直後は我慢していた反動から一年で300冊近く読み漁っていたが、その後は学校生活や学業、役者業を大切にしながらその合間の時間に余暇として読書と向き合っており、年間80冊程の本を大切に読んでいる。



2018年、NHK連続テレビ小説第99作『まんぷく』のナレーションを朝ドラ史上最年少で務める。

同年、「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品である『ファンタスティック・ビースト』シリーズのオフィシャルアンバサダーに選任される。


2019年11月9日、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に和装で祝詞を述べる。

 

 

2020年4月、慶應義塾女子高等学校に推薦で内部進学。


2022年4月、1990年からティーンエイジャーの動向を調査しているアイ・エヌ・ジーが発表した『高校生が選ぶ将来就きたい職業ランキング2022』の「高校生が選ぶ近い世代で憧れているまたは、目指している人は?」というアンケート項目で芦田が同率1位となった。また、『2022年CM起用社数ランキング』、及び『2022年CM放送回数ランキング』において1位となった。

12月31日、『第73回NHK紅白歌合戦』にゲスト審査員として出演。


2023年4月、慶應義塾大学法学部政治学科に推薦で内部進学。

4月、サントリー天然水『未来のためにできるかな?』篇 CMがオンエア開始、芦田は出演の他、CMソング“できるかな”(作詞:山元護久/作曲:岩代浩一)を歌唱した。共演は布袋寅泰。

 

同年、読書推進活動への影響が評価され、第5回野間出版文化賞を受賞した。

 

 

2024年1月14日~3月17日、TBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』に、西島秀俊演じる主人公:夏目俊平の娘で、天才少女と言われた元ヴァイオリン奏者「夏目響」役で出演。

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「芦田愛菜」

 

 

 

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