葉加瀬 太郎(はかせ たろう/本名:髙田太郎(たかたたろう)/旧姓:葉加瀬/1968年1月23日~)は、日本のヴァイオリニスト、ミュージシャン、音楽プロデューサー。

 

 

 

大阪府吹田市生まれ。
4歳からヴァイオリンを習い始める。本人曰く「1学年10クラスもあった千里ニュータウンの団地っ子」だったことや、当時その団地の同級生の多くが習い事を始めており、「習い事ブーム」だったこともあって、自身も毎週金曜日に近所の公民館で練習していた。

10歳で教室に通い始め技術を磨き、中学2年の時に西日本コンクールで2位となった。

 

京都市立堀川高等学校音楽科(現:京都市立京都堀川音楽高等学校)卒業後、

東京藝術大学音楽学部器楽学科ヴァイオリン専攻に入学(後に中途退学)。


1987年、東京藝大入学後、当時同大学音楽学部の学生であった竹下欣伸(1967年1月20日~/器楽科コントラバス専攻/B)、斉藤恒芳(1965年4月28日~/作曲科/Key)とともに「クライズラー&カンパニー」 (KRYZLER & KOMPANY) を結成、中心人物として音楽界に登場する。当初はバンド名の由来となるフリッツ・クライスラー等、クラシックのアレンジ曲が中心だった。その後、クラシックやポップスといったジャンルの垣根を越えて、徐々にオリジナル曲も手がける。

1990年、シングル“愛のよろこび”(フリッツ・クライスラーの“愛の喜び”のカヴァー)でメジャーデビューを果たす。同曲は学生援護会 anのCMに起用される。


1991年2月21日に発売した2枚目シングル“水族館”(組曲『動物の謝肉祭』の第7曲のカヴァー)が日産自動車「シルビア」(S13型)のCM曲として起用され、注目を集める。

を発売。

 

 

1993年6月21日、5thシングル“ヴィーナス・ラヴ”を発売。

を発売。

10月21日、7thシングル“白鳥の湖”を発売。

 


1995年10月21日、セリーヌ・ディオンのバックとして共演した“トゥ・ラヴ・ユー・モア”(To Love You More)がリリース、「英会話イーオン」CMソングおよびフジテレビ系ドラマ『恋人よ』の主題歌に起用され、日本国内のみで100万枚以上売り上げてゴールド・ディスクを獲得、オリコン1位に達した。

 

 

1996年、クライズラー&カンパニーが解散。ソロ活動を開始する。

同年から3年に渡り、葉加瀬はセリーヌ・ディオンのワールドツアーに参加する。

 

 

1997年5月21日、アート・リンゼイのプロデュースによるアルバム『watashi』でソロデビューを果たす。オリコン最高86位。

 

 

1998年9月20日、この日放送のTBS『情熱大陸』第24回に出演、その際に葉加瀬が披露した“Etupirka”を当時の番組プロデューサーが気に入り、同番組のエンディング曲として使いたいとの申し出があった。さらに同番組のオープニング曲の制作も併せて依頼された。

 

 

1999年1月、『情熱大陸』第39回放送回より、葉加瀬(Vl)と小松亮太(Bandneon)による演奏の“情熱大陸”(作曲:葉加瀬太郎)が2代目OPテーマとして番組冒頭を飾り、EDの“Etupirka”(エトピリカ/作曲:葉加瀬太郎)とともに今日に至るまで番組で使用されている。

 

 

同年、タレントの髙田万由子と結婚し、髙田姓に改姓。現在二児の父。

 

 

2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベル「HATS」を設立。

 

 

2003年9月29日、テレビ朝日系列『やじうまプラス』に第3代目テーマ曲“陽の当たる家”を提供、2007年3月31日まで使用された。

※音楽と映像は、無関係。

 

 

2004年、中島美嘉の楽曲“朧月夜〜祈り”(作詞:高野辰之・中島美嘉/作曲:岡野貞一・葉加瀬太郎/編曲:葉加瀬太郎)および同名のミニアルバム『朧月夜〜祈り』をプロデュース、ミニアルバムがオリコン3位になる。

 

12月31日、『第55回NHK紅白歌合戦』に中島の伴奏で出演、“朧月夜〜祈り”を演奏した。

 

 

2006年4月、関西テレビの報道番組『FNNスーパーニュースアンカー』のテーマ曲“Beyond the Sunset”(作曲:石坂慶彦・葉加瀬太郎)を石坂慶彦とともに手がける。

 

同年、志方あきこの2ndアルバム『RAKA』に1曲参加。

12月6日、デビュー25周年となった布袋寅泰の11thアルバム『SOUL SESSIONS』収録曲“ボルサリーノ vs 葉加瀬太郎”(作曲・編曲:布袋寅泰)に客演。同アルバムは、布袋が全曲で多様なジャンルから迎えた国内外のアーティストとのコラボレーションで構成されている。

 

 

2007年3月27日、ゆずとのコラボレーションで“春風 meets 葉加瀬太郎”(作詞・曲:岩沢厚治/編曲:ゆず・寺岡呼人)発売。本曲は元々ゆずがストリートライヴ時代から演奏していた楽曲で、CD化の際にリアレンジされ、間奏部分での葉加瀬のバイオリンソロなどが追加された。

7月4日、12thアルバム『SONGS』をリリース、オリコン最高45位、登場回数11回。収録曲“ボーン・トゥ・スマイル”(Born to Smile)はキノシタグループ「木下の森」CFソング。

 

同年秋から、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移し、膨大なクラシックスコアと日々格闘。自身のコンサートツアーに於いてはワールドツアーや全都道府県ツアーなどを行い、日本全国、そして世界に向け葉加瀬太郎の音楽を発信している。


2010年9月から放送のNHKの連続テレビ小説『てっぱん』のテーマ曲と劇中音楽を手がけた。テーマ曲“ひまわり”(作曲:葉加瀬太郎)は、子どもの頃、父親が岡山県出身のため何度も訪れて遊んだ瀬戸内海をイメージして制作したものだという。

 

9月29日、デビュー20周年記念アルバム『EMOTIONISM』(エモーショニズム)を発売。“ひまわり”などを収録し、初回限定版は22,222枚限定生産でDVDが付く。オリコン最高25位。

 

 

2011年08月10日、自身初のベストアルバム『THE BEST OF TARO HAKASE』をリリース、“情熱大陸”(2007Ver.)や“ひまわり”、“栄光の風”等を網羅した一枚。オリコン最高13位。

 

 

 

 

 

2012年11月7日、15thアルバム『WITH ONE WISH』をリリース、オリコン最高23位、登場回数8回。



2014年より京都府によって行われている観光キャンペーン「もうひとつの京都、行こう」のため、組曲“もうひとつの京都”を作曲した。

10月2日、テレビ東京系アニメ『たまごっち!』第4期の第26話〈通算247話〉~第50話〈通算271話〉EDとして、アリアナ・グランデの“Baby I”の葉加瀬共演バージョン“ベイビー・アイ feat.葉加瀬太郎”が起用された。同年8月6日に日本で配信され、発売初日に日本の「iTunesトップソング」で1位を獲得した他、8月27日に発売されたアリアナ・グランデのアルバム『マイ・エヴリシング』日本盤のボーナス・トラックとして収録された。

 

12月6日、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」のアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開、オープニングテーマ“宇宙戦艦ヤマト2199”でヴォーカルの代わりに使われているソロヴァイオリンを葉加瀬が演奏。

 

12月21日、東京・NHKホールで行われた葉加瀬太郎のコンサートのアンコールにて、クライズラー&カンパニーの25周年を記念して翌2015年に再結成することを発表。

 

 

2015年2月25日、20年ぶりとなるクライズラー&カンパニーのオリジナルアルバム『NEW WORLD』をリリース。5月から全国ツアー「Concert Tour "NEW WORLD"」を開催した。

 

 

9月28日、テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』にテーマ曲“Morning Show”を提供、2021年3月26日まで使用された。

 


2016年3月28日、TBS『NEWS23』EDテーマに“Someday Somehow”を提供、2018年3月30日までの約2年間使われた。

8月3日、17thアルバム『JOY OF LIFE』をリリース、オリコン最高9位。

 

 

 

2017年8月2日、18thアルバム『Endless Violin』を発売。

 

 

2018年、ソロのヴァイオリニストとしては史上初となる単独での日本武道館公演を成功させた。

 

 

2020年9月2日、デビュー30周年記念オリジナルアルバム『FRONTIERS』を発売。

 

 

2021年7月10日、テレビ朝日『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』のこの放送回EDから“博士ちゃん”(作曲:葉加瀬太郎)が起用され、以降2代目テーマ曲として使用されている。

8月18日、アルバム『SONGBOOK』をリリース、ソロデビューからの25年を繋ぐ珠玉の名曲の数々をツアーバンドのメンバーと新録した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「葉加瀬太郎」「クライズラー&カンパニー」