トルコ至宝展 | ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

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伊野華絵(いのはなえ)の世界へようこそ。
ヘルメス(水星)が誘う、人生を楽しむ術。

"チューリップはトルコ語で「ラ一レ(lâle)」と言います。 

 

オスマン・トルコ語の表記に使用されていたアラビア文字で、ラ一レの綴りの文字配列を変えると、

イスラム教の神のアッラーという言葉になり、 さらにはアラビア文字で表記されたラ一レを語末から読むと

トルコ国旗のシンボルでもある三日月(ヒラール)という言葉に変わるのです。 

 

そのような事情から、チューリップは花として愛されただけでなく、宗教的、国家的な象徴としても崇められ、 

チューリップヘの畏敬を表した品々が数多く作られるようになります。"

 

※以下より引用

https://turkey2019.exhn.jp/column/#column03_Link

 

 

 

文字配列を変えることで 全く別の意味にさせる言葉遊びは 「アナグラム」 といいます。

 

 

古今東西、個人から国家まで 人は誰も 「アナグラム」 好きなこと間違いありません ウインク

 

 

さて、京都国立近代美術館で開催中の 「トルコ至宝展」 を観に行ってきました。

 

 

いやあ、ただただ素晴らしい。

 

 

オスマン帝国の栄華を垣間見させてもらった気分です。

 

 

チューリップ以外のお目当ては スルタン(皇帝)の花押だったのですが これまた圧巻でした。

 

 

花押(かおう)とは、署名の代わりに使用される符号のようなものをいいますが、

 

オスマン帝国のスルタン(皇帝)によるアラビア文字の署名のことは "TUGHRA"(トゥグラ)と呼ばれ、

 

日本の花押のように個人によって形や文言が異なるそうです。

 

 

アラビアのカリグラフィー(書道)も 実に魅力的ですね。

 

 

アラビア文字。 わたしにとっては 「空飛ぶ絨毯」のイメージです。 いつか習いたいのです(英語でヒーフー言っている場合ではない)

 

 

文字、アナグラム、花押、シンボル・・・ "ヘルメス君" 目白押しのトルコ至宝展でした。

 

 

東京開催はすでに終了しているようですが、京都開催は7月28日まで。

 

 

お近くの方、ぜひお見逃しなく!

 

 

★トルコ至宝展(於: 京都国立近代美術館)

https://turkey2019.exhn.jp/

 

トルコ至宝展を楽しむためのミニコラム

https://turkey2019.exhn.jp/column/