座
①すわる。すわる場所。また、おさまる地位。くらい。「座席」「王座」
②集まり。つどいの席。「座談」「満座」
③中世の商工業の同業組合。
④江戸時代、貨幣などを造った公設の機関。「金座」「銀座」
⑤能楽・歌舞伎(カブキ)などの団体。また、舞台や劇場。「高座」
⑥星のやどり。「星座」
⑦ものをすえる台。「台座」
⑧神仏の像などを数える語。
⑨います。「いる」「ある」などの尊敬語。
※以下より引用
https://www.kanjipedia.jp/kanji/0002483300
前回に続く内容の投稿です。
漢字はたった 一文字、"one character" で 深遠な意味を含みます。
上記1~9 をみても、活用は様々ですが、その様々な用途を俯瞰してみると 「座」が示す本質的な意味が浮かび上がります。
「座」は主に、「すわる」 「おさまる」 という象意です。
座ることは、一定期間、あるいは永続的に、その場に同じ型で定着する(留まる)、ということ。
「座」は、ある特定の機能をもたされる位置 です。
・・・こう書いていて 自分でもなんだかコムズカシイ感じがしてきましたが、、、
わたしの中で 「座」 を映像的にイメージすると、こんな風景です。
白い紙に、円を描き、その中に ペンで点(ドット)を打ち込む
そして、王位を示す「玉座」は、円の中心点にしか打てない。
玉=球体=円(二次元風景では)
円はその点を中心として周りつづけます。
この世界はフラクタル(相似形)ですから、中心点は太陽系にも、地球にも、日本にも、企業にも、そしてわたしたち個々の内側にもそれぞれに存在します。 つまり、
玉座は わたしたちひとりひとりの内側にもあるのです。
いよいよ平成御代の最後の日。
自らの内なる玉座に意識を向け、静かに過ごしたいと思います。
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