今日は 二つ前の投稿（下記）からの続きで "わたしの夢見・夢解釈法５" です。
https://ameblo.jp/inohanae/entry-12450492646.html
ここまでを整理すると、
・夢は、自己をより深いレベルで知るための一つの手段であること
・夢解釈は長いスパンで 行うこと
・夢の記憶を保持するために 夢日記をつけること
となります。
夢見が自分の生活の中である種の 「日常的習慣」になってくると、今度は自分の夢のパターンや夢に対する解釈に興味がわいてきます。
ここで欠かせないのが、夢に登場する対象物をどうとらえるか、であります。
前回も記しましたが、基本的に夢に登場する対象（特に人物）は 夢主である自分の一側面の投影です。
夢の中で 友達が殴り掛かってきたから 「あいつはわたしを殴りたいと思っているに違いない」
という超・直訳のような解釈は控えた方がよいです。
夢の世界は 隠喩・暗喩が多いのです。
そこで味方になってくれるのが
「シンボルの理解」 です。
シンボルとは 「象徴」のことですが、象徴とは
抽象的な概念を、より具体的な物事や形によって表現すること、また、その表現に用いられたもの。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E5%BE%B4
とあります。
シンボルは、古代から長きにわたり使用されているものほど、人々の間では時代を超え、同じ意味と強い影響力を持つものです。
それは 遺伝子が受け継がれるように、子孫の無意識に生まれる前からプレ・インストールされているといえます。
ただ、シンボルは国や民族によって解釈が異なることがあります。たとえば「龍」は東洋と西洋ではずいぶん解釈が違います。
夢解釈は 人類共通の普遍意識が根底にありながら、夢主のバックボーン（生まれ育った背景）が色濃く影響しますので、
その両方から湧き上がるシンボルをどう「内的に」解釈するかは、ある程度、他者がガイドすることは可能ですが、最終的には「夢主」にゆだねられることになります。
夢日記と並行してして実行していただきたいのが、「シンボルの理解」 です。
シンボル事典をお手元に置かれるとよいと思います。
何冊か内容を比べてみると、同じシンボルでも共通した意味で書かれているもの、あるいはそうではないものもあり、
それも参考になります。
たとえば 「父親」は男性性（陽）、「母親」は女性性（陰）の象徴とされていますが、国を超えて共有しているような概念は
個人的解釈がどうであれ、無意識の世界にプレ・インストールされていますから無視できません。
これは一種の「プログラミング」でありますが、この類は個人的解釈で意味を勝手に変質させることは無理です。
それは 「文字や言語、タロットも姓名判断も占星術」も同じで、（つまりヘルメスの世界ですが）
皆で合意のもと意味付けしたルールを逸脱しては、その世界のゲームを共有できない ということです。
ですので、そういった意味では「シンボル事典」はある程度参考になります。
そして、夢を「自己の内面を見つめるためのもの」ととらえるならば それと同じぐらい大切な視点があるのですが、
この続きはまた次回に 
＜ヘルメス神＞
オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である。
能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神である。
その聖鳥は朱鷺および雄鶏。幸運と富を司り、狡知に富み詐術に長けた計略の神、早足で駆ける者、牧畜、盗人、賭博、商人、交易、交通、道路、市場、競技、体育などの神であるとともに、雄弁と音楽の神であり、竪琴、笛、数、アルファベット、天文学、度量衡などを発明し、火の起こし方を発見した知恵者とされた。
プロメーテウスと並んでギリシア神話のトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B9
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