わらしべ長者。
ご存知、日本のおとぎ話のひとつ。 貧しき人が一本の藁から始まった物々交換で最後には富を得るというお話です。
海外にも似たような言い伝えがあるとか。 人間の創作するストーリーは世界各地で共通するものがあるのでしょうね。
※わらしべ長者のあらすじ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%B9%E9%95%B7%E8%80%85
このお話の中には深いメッセージが何層にも組み込まれていて 実によく出来ているなあと思います。
主人公は貧乏人で 最後は経済的富を得るという設定ですが、 「富=豊かさ」のジャンルは何でもよいのですね。
大事なのは 願いをかけたら、そのあとはむしろそれを忘れ、日常に起こることに最善を尽くしてゆくこと。
「願をかける」もひとつの比喩であって、真理は 「自分の本意に気づく」ということなのだと思います。
自分の本意に気づくとは、どう生きたいか。 もっと言えば どう在りたいか、ということなのだと。
それに気づいたら、初期設定は完了です。 あとは自然体で 環境の変化に柔軟に対応してゆくこと。
必要であるならば、自分が所有しているものでも それをより欲している人に譲りわたしてゆく(=現状に執着しないこと)。
「物」でなくとも、スキルでも心でもなんでも。
なぜってすでに最初につかんだ「藁」(=本意)さえ確かなものならば、物理的に手元になくともずっと繋がっているのです。
だから何も心配いらない(^ふ^)
この対応と手放しの連続性の結果、いつの間にか自分が願った世界が 目の前に広がっている。
そんなメッセージをこのおとぎ話から感じます。
さて、今日はさきほど新月を迎えました。 2019年最初の新月ですから、"スタート感" タップリですね。
あなたの本意を改めて感じるひとときにしてみてはいかがでしょう?
素敵な日曜日を☆
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