潔い。 いさぎよい と読みます。
この形容詞がもつ意味は、手元の辞書によると、
１．事物や風景などが清らかであるさま。
２．未練がましくない。思い切りがよいこと。
３．道に反するところがないこと
などがあります。
わたしが出会った占術家の方々の中で、この「潔さ」が見事にあらわれている方が数名おられました。
どの方もそれぞれの分野での占術において 素晴らしい鑑定力をお持ちでした。
特長的なのは、
・自分の鑑定結果にまったく執着を持たないこと。
その方は、自分の過去の鑑定記録をある一定のサイクルで完全に消去（おそらく焼却されていたと思います）しておられました。
鑑定力を上げるために、鑑定数の積み上げは必要ですが、その記録自体は過去のものであり、いずれ邪魔になる、ということです。
・人間関係において永続的繋がりを持たないこと。
その方は、数年ごとに自分が築いた人間関係（おそらく仕事・友人関係どちらも）を意識的にリセットしておられました。
つまり、住所録などの連絡先を完全消去する、ということです。
非常にドライなように感じるかもしれません。・・・ですが、よくよく観察してみると、その方々には
「過去こうだったから」という理由だけで とりあえず繋がっておこうという「執着」がない と見ることもできます。
余分な執着がないからこそ、目の前にある今必要なことだけにエネルギーを注げる、ということ。
彼らのようになりたい、真似したいというわけではなく、一つの生き方として参考になると思っています。
さて、 この 「潔」 という字には
刀 が含まれています。
そして
糸 も含まれています。
面白いですね。 ドラマ（＝糸）を自ら生みながら、ときにそのドラマの糸を自ら刀で切るんです。
まさに、ここに「潔さ」が出ています。
「潔」 の音読みは 「きよし」 です。 男性の名前に使われたりしますね。
「きよし」さんは、「潔」の字に限らず、特殊な運命のもとにいる方が多いです。
無難な、一般的な道より、特殊な職業や独自の世界を創りだす生き方のほうがうまくいきます。
「名は態（体）を表す」 とは 本当のことですヨ 
※本日のヘルメス： 文字、姓名判断
ヘルメスの丘 伊野華絵（いのはなえ）
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