「あれ 何だっけ？」
「これって どういう意味だっけ？」
この頃は便利ですね～。 会話の際、こうなると すぐに スマホ片手に検索が始まります(笑）
わたしは スマホは持っていないし ガラケーの電話もウェブ系は使わないので スマホ所持者にお任せです。
いやあ、便利だな～ と 思うこともあれば オヨヨ・・・と 感じることも多々あります。
ときどき愕然とすることがあるのです。
「華絵さーん。 わたしの名前、すごく運勢が悪いみたいなんです」
「え？ どうして？」
「ネットで調べたんですよ。 名前入れたら 大凶だって」
・・・開いた口がふさがらない（＠＿＠） カタマル。
こういう例、少なくないのです。
わたしは すばらしい占術家の方々に何名もお会いしてきましたが 総じて思うのは
占術とは
・覚えるものでもなく
・検索機能で すんなり答えが出るものでもなく
「叡智」 そのものなのです。
叡智とは、深い知性を指しますが、それは 個人で創りあげられるものではないのです。
占術は 永い時間の中で 人々が歴史を超え繋いできた 知恵の糸の織物 だと
わたしは思っています。
その叡智に触れるには、情報をどこからか安易に仕入れるだけでは その片鱗にもたどりつきません。
優れた占術家の方は どなたもですが、必ず、先人の教えを学びつつ、「自分で考える力」
を備えておられます。 そして日々 努力による前進の繰り返しで 自身の考える力を鍛えているのです。
検索でもなければ、ましてや、「暗記」 でもないのです。
占術のシステムを習得し、その先に 自身の経験（実践）の中で とことん"考える"のです。
その考える力は のちに鋭い洞察力になり、そして・・・人類が積み上げてきた「叡智」 を観ます。
「考えるな、感じろ」 とは どこかで聞いた言葉ですが、日々考えて考えて 振り子が向こう側に振り切れるぐらい考え切ったその後に、本物の 「感じる力」 が やってくるのだとわたしは思います。
クリックひとつで 答え探し。 とは いかないんですねえ（笑）
だからこそ、熟成された面白いゲーム、ともいえますね（＾－＾）
占術は、人類が創作したもの（創ってしまったもの ともいえます）ですが この地上のルールの基盤に浸透しています。 システムですから。 学ぶのは相当な覚悟が必要です。
しかしながら、最高の 「思考活用術」 のひとつだと わたしは思います。
占術は すっかりエンターテインメント化してしまっている昨今ですが 地道に、真摯に その道を極めようとしている方々も沢山おられますので 今日はこのように綴ってみました。
今日も最後は 蓮の華でしめくくります♪ それでは おやすみなさい。
ヘルメスの丘 伊野華絵（いのはなえ）
http://inohanae.world.coocan.jp/