エッシェンバッハのこと | 私の日々雑記

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仕事、家事、音楽を聞いたり奏でたり…。

今から50年ばかり前、「音楽の友」のグラビアを見て、「なんてハンサムな人なんやろ」と思ったことをはっきり覚えています。

 

10年ちょっと前、主人が頻繁に台湾へ出張していた頃、私も便乗していましたが、中華航空の機内誌でエッシェンバッハ&ウイーンフィル台北公演がまさにちょうど開催されることを知り、いつものホテルにチェックインするや否や、国家音楽庁に問い合わせてもらいました。

残席3、現金に限ると聞き、国家音楽庁へ突撃!

 

すぐに故宮へ出かけた主人を待つことはできず、あとで報告して、チケット代を実際より安く言ってしまったのは落語の「質屋蔵」に出てくる長屋のおかみさんと同じ。

6500元の現金を使ってしまい、その時の滞在はちょっとケチケチ旅行に。

 

聞いたのは、ベト1、モーツァルトの23番のコンツェルトの弾き振り、モツ40、アンコールはプロメテウス。

シャンパンゴールドのような音やなと思いながらうっとり。

お隣の老紳士とつたない中国語で「素晴らしいですね」と言い合いました。

 

今回のN響公演も大変な評判のようですね。

ピアニストから転身した指揮者の中でも別格だと。

指揮の勉強をしっかりなさったと聞きます。

 

どんなことにも天分というものがあるでしょうけれど、指揮は人に音を出させる訳で、きちんとしたメソードがより大事なのかなと素人ながらに想像するところです。

 

そうそう、過日の新日フィルの定期のトークで、佐渡さんがタングルウッドに行くまでは自己流だったと。

高校や大学で手ほどきされたと聞き及んでいるのですが違うのかな。