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一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

このブログは小学生バレーボールチーム「矢口タートルズVC」の情報と、小学校教育に関する情報を発信しています。

今日は支部内の混合チームに胸を借りる練習試合。高学年全員参加(1名は負傷欠場)ということで、
「勝敗をあまり気にしなくていいから、自分の技術を上げるための1日にしなさい。」
という指示を与えて指導をしました。
練習試合に行くと、試合の合間に各チーム様々な練習をしている場面を見ると思いますが、試合間はせいぜい3~5分程度しかないことが多いので、それほど効果的な練習をすることができません。我がチームの今日の指導目標は、「スパイク力を上げること」に焦点化しました。レシーブやパスは毎日の地道な努力を積み重ねないと伸びません。しかしスパイクやブロックは、短時間の練習でも突然打てるようになることがあります。今日のセット間は3分間で、12セット行いましたから、合間の練習時間は3分×12回=36分間。大した練習時間ではありません。であるからスパイク練習だけを行ったわけです。

練習試合の方は、子供たちのサーブの工夫が見られました。サーブについては「成功率90%」「エース率30%」「得点率60%」を超えるようにというチーム目標があります。過去の練習試合や公式戦で、この数値をすべて超えたことは1回もありません。ところが今日は、とうとうこの数値をチームとしてすべて超えることができました。
「成功率90.2%」「エース率34.3%」「得点率67.2%」
さらにはチームのお約束。21-0で勝ったときには井上から豪華賞品が出ることになっていて、それを達成することもできました。そこで練習試合が終わってから東京駅大丸に行って、私のお気に入りの最高に美味しいキャンディーを購入。明日からの練習で全員にプレゼントします。(21-0で勝つということは、数年に1度しかありませんので、大盤振る舞いすることになっています。)

プレゼントはこちら


個人成績上位3人
【総得点】
1位 I.H 79点
2位 F.Y 32点
3位 T.H 29点

【サーブ得点率】
1位 I.H 79.4%
2位 T.H 69.4%
3位 T.A 68.2%

【サービスエース率】
1位 T.H 55.6%
2位 I.H 44.1%
3位 F.Y 32.1%

【サーブ成功率】
1位 Y.K 100%
2位 I.H 95.6%
3位 T.H 91.7%

【スパイク成功率】
1位 Y.K 100%
2位 I.A 83.3%
3位 T.H 80%
夏季大会出場決定戦が終わり、チームは秋の大会に向けての基礎鍛錬期に戻ります。

今週から取り組みはじめたのがクイック練習。ブロッカーがブロックに飛ぶだけでなく、その後にクイックが打てればバレーボールが楽しくなる。その1本を打つことがてきたら、他のアタッカーが楽になる。子供たちもやってみたいだろう。そんなことを考えて、練習時間が少ないのにやらせているのです。週に4回練習しているなら別てすが、うちくらいの練習量のチームは普通はやりません。

クイック練習をすると良くなる点もあります。1本目のセッターに入れるパスがAパスでないとクイックにもっていけないため、レシーブの意識は自然に上がります。また、セッターとアタッカーのコンビネーションを合わせないとならないため、これまで以上にコミュニケーションが増え、深まることも期待しています。


そんなことで、いろんなことをやってみて、後のことは考えながら直していく。つまりTEFCASサイクルに入れているという裏のねらいもあります。
これは2011年に指導していた辰巳ジャンプ5年生のアタッカーの子が自主的に調べてきた名言集です。

(1)大丈夫。私たちは絶対に負けない。
(2)みんながいるから、私はこんなに頑張れるんだよ。
(3)あと少し、あと一歩。最大限の力をふりしぼれ。
(4)ふりむくな。ふりむくな。後ろには夢がない。
(5)未来は自分の夢の素晴らしさを信じる人のものである。
(6)夢は現実の苗木である。
(7)夢は見るもの。希望はかなえるもの。
(8)弱気は最大の敵
(9)夢は逃げない。逃げるのは自分だ。
(10)あきらめるな。一度あきらめたら、それが習慣となる。
(11)才能とは夢を見続ける力のことである。
(12)夢が見られるなら実現できます。
(13)あきらめない奴には勝てないよ。
(14)自分自身を説得できるかどうかが成功の第一条件
(15)成功したらどうしようとは考えていますが、失敗することは全然考えないです。
(16)日々正直に行動することが成功に達する最も確実な道だ。
(17)成功ほど続いて起こるものはない。
(18)成功は結果であって目的ではない。
(19)ミスをしない選手は超一流。失敗を成功につなげる選手は一流。責任を転嫁して失敗をくり返すのが二流。三流は自分が失敗したことすら気づかない。
(20)伸びるためには、まず縮まることが必要。
(21)努力する姿は誰かが見てくれているもの。
(22)才能とは持続することである。
(23)人並みにやっていたら、人並みにしかならない。
(24)どんなに悔しくても過去は変わらない。
(25)途中であきらめちゃいけない。途中であきらめてしまったら、得るものより失うものの方がずっと多くなってしまう。

さらに次は同じ年に、センターでアタッカーをしていたキャプテンが書いてきたノートから記事にしたものです。

さて、最近、辰巳ジャンプのキャプテン、副キャプテンは見違えるくらいに成長をしています。キャプテンは先日行った練習が午前中で終わったので、午後から有楽町の「相田みつを美術館」に行ってきたそうです。これはとても大切なことです。スポーツ選手として心を鍛える「メンタルトレーニング」になっています。そこで見てきた言葉の中から、心に響いたものを練習ノートに書いてきてくれましたので、辰巳ジャンプのみんなに紹介します。
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」
「うつくしいものを美しいと思えるあなたの心がうつくしい」
「夢はでっかく 根はふかく」
「いのちいっぱい自分の花を」
「つまづいたっていいじゃないか、人間だもの」
「アノネ、がんばんなくていいからさ、具体的に動くことだね」
「体験してはじめて身につくんだよなぁ」
「うそはいわないとこころにきめてうそをいう」
「本当のことが一番いい」
「あなたにめぐりあえてほんとうによかった ひとりでもいい こころからそういってくれるひとがあれば」
「道は自分でつくる 道はじぶんでひらく 人のつくったものは じぶんの道にはならない」
「なんでもいいからさ 本気でやってごらん 本気でやればたのしいから 本気でやればつかれないから つかれてもつかれがさわやかだから」
相田みつをさんの、これだけの言葉をあげて、最後にこうしめくくっていました。
「これらが私のいいと思ったものです。「めぐりあい」はけっこうな人気作です。でも私が一番気に入ったのは「一生勉強 一生青春」です。もっと深い意味があるのではないかと思いました。」
井上が求めてきたことが、こういう行動です。
「自ら学ぶ、自ら行動する、自分の頭で考える、考えたことを表現する」これこそが強い心を育てる力となるのです。
すべて「学習指導要領総則」の中にある、今の時代の理想的な教育です。
夏休みの練習で、毎回必ず「名言集」を読ませ、学んだ言葉についての感想を書かせてきました。この成果は、これからじわじわと顕れてくるはずです。
でも、指導した私が一番嬉しいのは、小学生の子どもたちが大人になり、親になった時に私が教えた言葉を思い出し、自分の子どもたちに語ってくれることです。精神のリレーがそこでつながるからです。

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この子たちは2024年現在、優秀な大学を卒業し、社会人2年生。または大学院で研究者を目指している子もいます。
小学生時代に大人から言われるのではなく、自分から学ぶ姿勢を身につけた子たちは、その後に必ず大きく羽ばたきます。
残念ながら、今の矢口タートルズに、ここまで自分自身をつきつめていく子は、まだいません。
だれかがファーストペンギンになって、飛びぬけたノート内容で書いてくることを期待してはいます。
子供たちには誠に申し訳なかったことですが、全日本三次予選直後に私の体調が悪い方に急変し、最悪の場合は命を落とす危険もあったため、最低限度以下の指導しかできなかった。練習試合もあえて組まなかった(組めなかった)。そのため、1か月ぶりの対外試合になった夏季大会出場決定戦だったのです。私が球出しをできるようになったのも最近のこと。それでもチームの保護者の皆さんの協力と子供たちの努力のおかげで、「最低でも出場権は取る」と目標を決めて挑んだ今日の試合は、ギリギリでなんとか出場権を勝ち取ることができました。

矢口 2{21-9,21-15}0 S・Gチーム
矢口 0{13-21、17-21}2 O・Eチーム
矢口 2{15-21、21-11、15-4}1 S・Dチーム

今日の最高殊勲選手賞は、試合には出られませんでしたが、チームの勝利に向けて効果的な声をかけ続けた5年生のT.Aさんです。3試合目に1セット目を取られ、精神的にも追い込まれた直後、試合をしている子たちが楽な気持ちになれるような言葉を次々とかけてくれました。
「発狂するくらい声出せっ!」
「応援団長ならもっと大声出せっ!」(運動会で応援団長をした2人がレギュラーで試合に出ているため)
その誰も考えないような声かけを聞いて、チームのみんなは驚き、笑顔を取り戻し、最後には本来のノリノリの状態を取り戻すことができたのです。この子は、アンダー10で優勝した試合でも、大量点差で負けていた試合でこの子の連続サーブで大逆転しました。ここ一番という場面で、大人も想定できない何かをやってくれる星の下に生まれてきた子なのかもしれません。

例年は8月中旬に行われていた夏季大会ですが、今年は9月1日という遅めの時期なので、チームとしてはとても好ましいタイミングで、モチベーション高く練習をしていくことができます。夏休み中の大きな目標ができました。東京新聞杯で都大会出場を勝ち取るためには、この夏季大会で優勝する必要があります。今日の現状では、夏季大会に出場する6チームのうち最下位レベルですから、これから2か月半の間、かなりの努力が必要です。レギュラーもどんどん変えていきます。明日から練習の出欠を取っていきます。レギュラーの最低基準は練習を休まないということになります。どんな理由があっても、練習を休む子にレギュラーポジションはあげられません。

もうひとつの目標があります。
「アンダー10大会」が7月にありますね。4年生がいない矢口タートルズなので、1~3年生で試合に出ます。まだまだチームらしくなっていませんが、新しく入った1,2年生のやる気が練習のたびに上がっています。次の目標で練習してほしいと思っています。
(1)全員がエンドラインからサーブが入る。
(2)自分のコートにはボールを落とさないで、なんとか相手に返す。
(3)そのために、一人アンダーハンド100回を6月中にできるようにする。
かなり高い目標ですが、試合に出るなら、そのくらいはやらないといけません。

個人成績(上位3人)

(サーブ得点率)
1位 N.A 73.3%
2位 N.S 64.7%
3位 I.H 63.3%

(サーブ成功率)
1位 I.H 86.7%
2位 F.Y 83.3%
3位 N.S 82.4%

(サービスエース率)
1位 N.A 36.7%
2位 N.S 35.3%
3位 I.H 33.3%

(スパイク成功率)
1位 N.A 77.8%
2位 I.H 69.7%
3位 F.Y 66.7%

(総得点)
1位 I.H 42点
2位 N.A 29点
3位 F.Y 19点
いよいよ今週末は夏季大会出場決定戦になります。なんとしても出場権を獲得することで、9月1日の夏季大会に向けて、優勝ねらいで練習していく権利を得られます。この優勝するという目標をもち、夏の練習で一気に成長していくためのモチベーションがほしいから、この出場決定戦が大事なのです。

もしここで負けるようなことになれば、今年の6年生はここまでが限界だと言わざるをえません。それほど意味のある出場決定戦なのです。

小学生バレーボール東京都大会の歴史がそれを裏付けています。夏季大会で優勝したチームは、秋の東京新聞杯で予選を勝ち抜き、東京都大会に出場することが数多くあったからです。



幸いなことに、私の体調も好転してきました。2週間の運動禁止期間でいろいろな痛みが減り、今日も球出しをすることができました。そこで少しだけ厳しい態度で指導したわけですが、子供たちの気持ちはしっかりついてきても、指導者として充分な指導をすることができなかったことからくる、技術的な影響が大きくあります。

ここまま出場決定戦に行くと、これまでと同じように、自分たちのミスで負けてしまいます。試合の終盤、サーブやスパイクをミスして泣いている子供たちの姿は、もう二度と見たくはありません。こりごりです。

自分にもチームの仲間にも厳しくし、大人に頼らず自分の頭で考えて、自分で意地決定して、判断力の高い矢口タートルズになってほしいと期待しています。


ところで矢口タートルズの子供たちは、読書をたくさんしているのでしょうか? 6年生は学年で読書マラソンという取組をしているはずですが、当然、ダントツのトップ集団に矢口タートルズの子供たちはいるはず。
「全校児童の模範たれ」をチームの指導方針にしてきたことを分かっているでしょうか。全校児童の模範ならば、読書量などは軽く1位から7位まで取っているにちがいありません。そうした日常の努力の積み重ねが、バレーボールの理解力や判断力を高めます。

井上のバレーボール指導は、学校の勉強でもトップランナーでないと、本当の意味を理解することはできないと書き残しておきます。本当の努力家は、前回紹介したような、長文のバレーボール日記を書けるようになるのです。

そして中学や高校でもキャプテンやリーダーになって人を引っ張り、自分の希望する進路を勝ち取っていくのです。今、小学生時代に手抜きを覚えたら、その習慣は一生つきまとい、大事な局面で退いていくことになるでしょう。
バレーボールのメンタルレベルを示す意味でも、これまで指導してきた小学生の中で、高いレベルの子供たちを紹介します。
以下に書いているくらい努力して、はじめて都大会に出る実力がついていったのです。
今の矢口タートルズのメンバーの中で、ここまでバレーボールをつきつめられる子がいるでしょうか。現れてほしいと期待しています。

【2022年 1年生女子 8月に1人アンダーを100回できるようになったスーパー1年生(矢口タートルズ)】
こうちょうせんせいへ
バレーボールがたのしいです。
どうしてかというと、しあいでじぶんのチームがかつとうれしいからです。
それにじぶんのところにボールがくると、とってセッターにかえして、さいごのひとにボールをあげます。
そうやって、みんなでボールをつなげあうのがたのしいからです。
あと、こうちょうせんせいがおしえるときに、おもしろいからすきです。
おおきいこがやさしくしてくれるのもうれしいです。
れんしゅうすればするほど、うまくなるのもうれしいです。
つぎのれんしゅうがたのしみです。
これからもおしえてください。

まさに「ポジティブ思考」をしている文章です。
ポジティブ思考とは、前向きな考え方をすることをいいます。
ミスしても、次はそれとはちがうことをしてみようと思えば、失敗が成功に変わります。ポジティブ思考には失敗はありえません。9999回失敗しても、それをしてはいけなかったんだということが分かったからいいんだと考えれば、9999回の失敗ではなく、10000回目に成功する可能性が残されます。くよくよする態度をしていると、9999回の失敗が本当に失敗経験の積み重ねとなり、自信がなくなっていきます。人生はいつもポジティブ思考で考えることが大切です。


【2010年 2年生女子 こういう発想がパワーを生む!(辰巳ジャンプ)】
とても厳しい練習をした後で、少し時間を取ってミーティング。子どもたちといろいろなことを語り合いました。その中で、「夢」について話し合っていた時に、2年生のRさんが言った言葉が素晴らしかったのです。彼女はこんなことを言ってくれました。
「私は、全日本の6番(佐野さん)と12番(木村さん)の人みたいになりたい。それが夢なの。だからレシーブは全部あげられるようにしたい。」
ここまでは普通の発言でした。次に話し出したことが、誰も考えつかないような内容だったのです。
「私は、もっともっと高くジャンプしたい。2メートル跳びたい!!!それが夢なの。」
これを聞いた上級生は、たちまち否定を始めました。
「そんなの無理だよ。」
「2メートルも跳べるわけないよ。」
このやりとり。非常に面白い。認知脳と情動脳の戦いだからです。
昨日の研修会で辻先生から、
「人は認知脳で考えると、理屈で考えるようになり、根拠を求めるようになる。その結果、“無理”とか“できない”というブレーキをかけるようにできている。」
と教えていただきました。2年生の突拍子もない発言に対する上級生の発言は、まさに「認知脳」だったのです。自分たちの様々な経験を根拠から判断して、「無理だよ」という言葉が出てきたのです。私はすかさず話しました。
「なぜ“できない”と決めてしまうの? そんなことは分からないじゃん。もしかしたらRさんは2メートル跳べるようになるかもしれないじゃん。でも、それ以上に大事なことがあるんだ。Rさんは、2メートルジャンプしたいという、誰も考えつかないようなことを考えていたんだ。この“誰も考えないことを思いつく”という力が、自分の夢を実現していく力になるんだ。」
誰も考えないことを思いつければ、全人類のうちの3%しかいない「成功者グループ」に入ることができます。これがパワーとなります。


【2010年4年生女子 バレーボールについて自分一人で考えを深めてきた4年生(辰巳ジャンプ)】
【目標】
(1)試合で勝ちたい。21-0で勝つことをいつも自分たちの目標としてチャレンジしたい。
(2)勝つためにはサービスエースを連続で取れるようにする。
(3)勝ち続けて世界1になる。
(4)全国大会にも出て、たくさんの友達を作ることも目標にする。
(5)応援してくれる大人や友達がたくさん、私たちのファンになるくらいになる。
(6)世界中の人たちが私たちを応援してくれるようになる。
(7)取材を受けるくらいに有名になる。そうすれば部員も30人以上に増える。
【試合】
(1)試合は心をひとつにして、声も大きな声で勝つ!
(2)そのために元気に楽しく盛り上げる。どんどん喜ぶ。「よしっ!よしっ!」とハイタッチをする。
(3)大きな声で、みんなに指示を出す。
(4)しっかり聞こえる声で試合をする。
(5)今度の試合では、ミスらないし、怒られない。
【攻撃・スパイク】
(1)スパイクは、ミスをこわがらない気持ちと、みんながつなげてくれたという気持ちをもって打つ。
(2)スパイクの助走を力強く、足音が出るくらいに踏み込む。
(3)スパイクのバックスイングを忘れずに、大きく腕を振る。
(4)スパイクは思い切り打つ。
(5)あいている所をねらって打つ。
(6)ボールがはれつするくらいに強く打つ。
(7)そのために体全体を使って打つ。
【攻撃・サーブ】
(1)サーブはトスを前に投げて、ボールをミートして強く打つ。
(2)いつもサービスエースをねらう。
(3)相手がよけたり、はじいたりするくらいに強く打つ。
(4)あいているところや、ミスしやすい人をねらって打つ。
(5)ボールの真ん中をはじくように打って、変化球サーブにする。
(6)練習で100本中100本決まるように、休けい時間にも練習する。
(7)落ち着いて打てるように深呼吸をしてから打つ。
【守り】
(1)レシーブは正しいフォームでする。
(2)ボールが来る場所を予想して動く。
(3)全力で走ってレシーブし、絶対に落とさない。
(4)ボールだけを見ない。(ボールだけを見ているとスタートが遅れてしまいますから、相手チーム全体をテレビ画面を見るようになんとなく見て“感じる”ということを辰巳ジャンプでは指導しています。)
(5)小さすぎるレシーブをしない。次の人が一番動きやすいレシーブをする。
(6)カバーリングをしっかりやる。
(7)スライディングで最後まであきらめないために、腰を低くしながら動く。
(8)ブロックは手をかぶせるようにして、下に落とす。
(9)どんな球でも“バシーン”と決める。
(10)ネットの上に顔まで出るくらいジャンプできるようにする。
【練習】
書ききれなくなったので、もう1枚の紙に書きます。(実は練習の心がまえという、もう1枚も書いています。)

小学校4年生がここまで考えました。


【2012年6年生女子 5時間練習で井上が指導した言葉を52項目ノートに記録してきた6年生(辰巳ジャンプ)】
先週の土曜日は午後から5時間の練習を行なった辰巳ジャンプ。その5時間練習の中で、私が語ったことを思い出しながら、すべてノートに書いてきた子がいました。レフトのアタッカーです。毎回の練習前に提出させている「練習ノート」を開いた瞬間、思わずつぶやいてしまいました。「なんだこれは!すごいな!」と。私の指導、全部で52項目を箇条書きにしてきたのです。それをここに書き残しておきます。チームのみんなも読んで勉強して下さい。
(1)目の前を通るようにスイングする
(2)自分の足に動けと言い聞かせろ!!
(3)自分に甘い人がコートの中にいるとボールが落ちる
(4)「率先垂範」とは先頭に立って模範となること
(5)ドライブは手首
(6)左右はサイドステップで動け!!
(7)後ろ向きにさがらず、半身で走れ!!
(8)体育館に踏み出す一歩で今日は決まる
(9)「あいさつ」&「返事」をガンガン
(10)苦しい時は私の背中を見なさい→先頭に立っている
(11)カバーのスパイクはまっすぐ!!
(12)一歩目の足で判断しろ!!
(13)背中は向けない!ひねらない!
(14)左手は右肩の前!!
(15)足音を出してふみこみしろ!!
(16)かぶって打つな!!
(17)クロス打ちの練習!ストレート禁止!!
(18)半身で打たない!!
(19)左手が横だと力が入らない!!
(20)最後は手首で!!
(21)おすだけだとアウトになる!!
(22)スパイクカットはしぼれ!!
(23)人のいない所に打て!!
(24)人のいないところを埋めろ!!
(25)決めに行け!!
(26)ネット(アンテナ)外のボールは動けば簡単に返せる!
(27)自分にきびしくしろ!!
(28)カバーに走れ!!
(29)左ができても右ができなければダメ!
(30)あんだけ負けて泣いているのにボールに向かおうとしない!
(31)負けて悔しくないのか?!
(32)今日出来るようにならなかったら明日もおなじだよ!
(33)ひざが使われていない!!
(34)サーブミスが多い!!
(35)クロスの手は親指からスイング!
(36)ボールにかぶさる感じ
(37)トスが低いのにあごを引かない
(38)声、返事が出来ない人がコートにいても意味がない
(39)対人、トレーニングから全力でやるかどうか
(40)強い気持ちでコートに入れ!!
(41)手だけ出さないで足を動かせ!!
(42)自分の事だけでなく周りも見ろ!
(43)肩を入れてしぼれ!!
(44)自分の力の半分で打て(ナナコは)
(45)大きい声を出さないからねらわれるんだ!!
(46)集中攻撃されて負けたのに悔しくないのか??
(47)1,2,3ではない声かけをしろ!!
(48)パスする人に指示を出せ!!
(49)打点を高くしろ!!
(50)横からスイングするな!!
(51)ひじがさがったら強く打てない!
(52)プロの人はひじをさげて打たない!

よく記憶しているものですね。練習中に私がしゃべった言葉を思い出せる限り書いてみたそうです。自分以外の人へのアドバイス・叱咤・激励、すべてを聞き取り、自分のものにしてしまうのが、この子の人より一歩秀でた能力です。1回の練習中に私がこんなに指導をしているのだと驚きましたが、それ以上に、すべて記憶してくれる子どもがチームにいることが誇りです。

今日は練習前に嬉しい報告が入りました。
矢口タートルズの子供たちのあこがれでもあり、辰巳ジャンプVCの卒業生で、ビーチバレーボール日本ランカーの沢目繭選手から、ジャパンツアー平塚大会で優勝したという報告です。
卒業生の活躍は、指導者としては最高のプレゼントです。ペアを組んでいる坂本選手とともに、今年はこれまで以上に活躍が期待できそうです。

さて、昨日に大会がなかったこともあり、私自身は病院1日がかりで検査を受けました。10年以上前に受けたことのある内視鏡検査の苦しさがトラウマとなっていて、必ず受ける必要のあった検査から逃げていたのが今回の失敗でした。驚いたことに、今回受けた内視鏡検査は、消化器官を通す苦しさが全くなく、(あれ?もう終わったんだ!)と感じるくらいに楽な検査でした。医療の進歩を感じるとともに、受診したクリニックの親切な対応にも安心感をもちました。土日も開業している駅上アトレの中にある消化器内科なので、これほど便利なクリニックもないなと感謝しています。よい病院と出会ってよかったです。

結果は予想どおり、食道をひどくやられていましたが、今のところ命にかかわるようなものではなく、薬で治していきましょうということになりました。念のためということで、生検にも出してもらい、その結果が出るまでの2週間は、食生活を中心にかなり制限が加わります。内視鏡撮影した画像も見せていただき、こんなに放置してしまったんだなと自覚、大反省。かなり勉強になりました。
12月に東京都アンダー8の大会が予定されています。これは8歳以下のメンバーで試合をする大会です。当然、サーブがネットまで届かない子も試合に出ます。前から打たせてもらうことになります。

ということは、6人全員がエンドラインからサーブを打てるなら、かなりの確率で勝てる大会となります。

今現在、アンダー8メンバーは5人いて、さらに部員増加を見込めますので、今から12月を目標に育てていけば、応援していて楽しいチームになることでしょう。


また、アンダー10大会が7月にありますが、ここにはアンダー9チームを出場させる予定です。フローターを打てる3年生の活躍の場となるでしょう。

来年度の新チームもスタートしました。身長が伸びそうですし、さらに高身長の子も入部しそうですので、これも面白いチームになるでしょう。
今日も出張に行くために、学校の自転車を引き出そうとして動かした際に、背中の筋肉に痛みが走った。「危ない!」と感じた瞬間に、自転車から手を離したので、重症のギックリ腰は避けることができた。経験からなる保身術と言えようか。しかし、これまでとは別の場所を負傷してしまった。

出張に行かないことはできないため、本当にゆっくりと自転車を走らせ、隣の学校に行った。いつもなら歩いていくのだが、歩くことが難しいため、歩くスピードと変わらない自転車の速さで出張に行った。

次々と襲いかかる体調不良になすすべなしという状態である。


そんな状態でも、新しい体験入部の子供たちがたくさん練習参加してくれる。

ここは親子バレーボール同好会という珍しい組織として、大人部員の皆さんに頑張ってもらうしかない。

よろしくお願いします