試合に挑む厳しさはあるのです | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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公式戦に勝って泣いてほしい。

負けて泣くなら、練習中に歯を食いしばって頑張って、自分たちの実力を高めてからであってほしい。

そんな思いを私はもっています。

 

今日から東京新聞杯予選の試合用の練習を始めました。はっきりいって、準備が遅いなんてものではありません。今晩の混合の部代表者会議で、一次予選は8月31日(日)と決まりました。あと2回の練習で本番です。いたしかたありません。なにしろ基礎基本を身に付けなくてはならない部員ばかりだからです。一人アンダーをノーミスで1000回できるとか、みんなでランニングパスを2000回できるとか、当たり前の練習レベルにぜんぜん達していないのに、公式戦を迎えてしまいます。

 

そんなチーム状況ですが、この夏休みに練習をほとんど休まなかった5年生3人の急成長がありがたい。こんな短期間に、急成長した5年生は、私の指導者経験でも数少ないと感じています。

 

今日の練習からはじめた試合用のフォーメーションを、初めて経験する5年生でしたから、当然、以下のような戸惑いが起こります。

 

・どうやって動いたかいいのか?

・どんな声を出せばいいのか?

・どこに立てばいいのか?

・レシーブをどこに返せばいいのか?

・スパイクを打つためのトスを呼んでいいのか?

・ラリーの中でどこにポジショニングしたらいいのか?

・ブロックとレシーブの位置取りはどうなのか?

・今は積極的に打つべきなのか? 安全に返した方がいいのか?

                                 等々

 

指導する私も、今日からいきなり厳しい指導を入れている。そのため、子供の中には、できるわけないのに「やらなければコートに立つ資格はない。」と言われて涙する場面もありました。私が「大きな壁」になる指導です。この壁をぶち破っていくことで、子供たちは強い心をもてるのかなと思って指導しています。

 

試合は勝つから楽しい。当たり前です。勝っても負けても頑張ればよいなどという指導者はニセモノです。子供たちが2点差(21-19)でいいから、なんとか勝って、頑張ってきて本当に良かったと感じてくれたら最高です。