5年生全員バレー(ミラーニューロンの考え方から) | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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今日は1日練習試合。支部内の他チームは順位決定戦を戦っているため、それにからまない江東区内のKチームと1対1で、14セットも練習試合をしました。今日のねらいは「スピードと強さ」にしました。なぜなら、どうもうちの子どもたちは、ボールを処理した次のプレーが一連の動作ではなく、一度休んでしまう傾向があるからです。せっかく動き出したのに、スピードアップするのではなく、ボールにさわったとたんに足がストップしてしまう。これを解消するために「スピード」をねらいにしました。最終ミーティングでは、残念ながら達成できたと感じている子が2人だけ。大きな宿題が残りました。

もうひとつの「強さ」については思考方法が簡単だったので、とにかく強く打つことを意識したらしく、自己評価が高かった。でも、まだまだサーブもスパイクもブロックも弱いです。か細い感じ。高くジャンプして、床に打ちつけるようなスパイクを打てるようになったら合格です。

【今日の個人成績】

【サーブ成功率】チーム87%・・・3%不足
1位 2番 97%
2位 1番、3番 91%
4位 6番、男子 88%
6位 8番 84%
7位 5番 81%
8位 4番 79%
9位 7番 69%

【サービスエース率】26%・・・4%不足
1位 1番 42%
2位 5番、8番 37%
4位 3番 30%
5位 男子 29%
6位 2番、4番 10%
8位 6番 6%
9位 7番 0%

【スパイク・ブロック成功率】チーム58%・・・22%不足
1位 2番 100%
2位 3番  88%
3位 男子  83%
4位 1番  73%
5位 8番  57%
6位 5番  40%
7位 4番  32%


ところで昨日、「ミラーニューロン」を教えました。
人間の脳は、他人がしていることを、まるで鏡に映すかのように自分のこととしてとらえ、反応しているということです。このミラーニューロンによって、人間は自分一人だけの努力ではいられない。周りの影響を常に受けていることになります。たとえば、勉強をしている教室内で、ものすごい集中力を発揮している子が一人いれば、その影響を受けて学級全員が学習に集中するようになります。反対に、一人がなまけて居眠りをすると、その影響はその子の周辺に及び、居眠りをしている子といっしょに周りの子も学ぶ力が下がります。スポーツ界もまた、大変優秀な選手が一人現れると、それにつられるかのように一緒に優秀な選手が出てきます。マスコミの記事で「○○世代」という言葉をよく聞くのは、このミラーニューロンの働きだと言えるでしょう。

私たち辰巳ジャンプは、このような「ミラーニューロン」を意識して、全員が一緒に、一気に伸びていくようにします。これは「ホールブレイン(全脳思考)バレーボール」指導のひとつです。次回は「セレンディピティ」と「自己グーグル化」について教える予定です。