まずはじめに「練習ノート」の提出チェック。
少ない練習量の中で最大の効果を出すために、「練習の参加証は反省ノートを出すかどうか」というように子どもたちに伝えています。本来はノートの提出がなかったら練習できないというチームルールになっています。
ノート指導をするついでに、「体育座りの仕方」まで教えました。
体育座りとはただ座れば良いのではありません。起立姿勢から体育座りまでのやり方があるのです。
日本の体育教育の最高峰と言っていい「日本体育大学」では「えっさっさ」と並んで
「集団行動」という有名で見事な伝統があります。その動画はネット上に公開されていますので、まずはご覧ください。
集団行動
この動画の2分40秒と5分10秒の場面をよく見て下さい。
特に学校の教員は自分の知識として獲得してください。
「体育座り」とはこの動画のように座ったり立ったりするのです。
さて、辰巳ジャンプの子どもたちにこの日体大の体育座りができるかどうかを聞いてみました。
「体育座りのやり方があるんだけど、だれか知らないかな?」
すると、私立有名校に通っている男子が当たり前のように答えました。
「うちの学校では、4年生以上はみんなこの座り方を習います。」と言って、動画と同じ座り方を見せてくれました。
私はもう感激しましたね!学力の高い私立の学校はここまできちんと指導しているのだと知ることができたのですから。これこそ私が辰巳ジャンプで指導したいレベルなのです。私はバレーボールバカを育成する気はまったくありません。どんなことでも「スーパー」な、「スペシャル」な人材育成をしたいのです。バレーボールも勉強も生活習慣もダントツトップの子どもたちにしたいのです。だから大人に話しても難しいような内容の話を、あえて子どもたちにもするわけです。
さらに驚いたのは、私の次の話にしっかりくいついてきたのが、この私立男子部員だったことです。
話した内容は、学習指導要領総則の「思考力」「判断力」「表現力」を伸ばすことがバレーボールの上達にもつながるということでしたが、
「思考力を説明できる人?」
という私からの質問に、まっさきに手をあげたのがこの男子部員。
「思考力とは考える力のことです。」
「判断力とは、自分で何かを決める力のことです。」
など、よく考えながら答えていました。
優秀なお子さんだけを選別して集めた私立だからこそ育てられる能力だとも感じますが、それ以上に私立ゆえに教員もプロ意識が高いのではないかと想像しました。また専門教科をかなり研究していることも、辰巳男子部員の姿から想像できました。
我々公立学校の教員は、もっともっと学ばなくてはなりません。
受け身ではいけません。
貪欲に学び続ける教員でなくてはなりません。
今の自分を明日には一歩成長させている教員でなくてはなりません。
今日はそんなことを辰巳ジャンプの子どもから教わりました。
ところで今日は、2005年卒業の先輩が練習に参加してくれました。
6月にやはり卒業生である高校生のインターハイ予選を応援に行った時に偶然再会し、「辰巳ジャンプのコーチにならないか?」と声かけをしておいた先輩です。その言葉を心にとめてくれて、今日は辰巳ジャンプのホームページで練習があることを確認して参加してくれました。
ブログに書くのも変ですが・・・・・「また参加してね!!!」
読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


![]() | マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス) |
クリエーター情報なし | |
小学館 |