自尊感情や自己肯定感に関する研究 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

このブログは小学生バレーボールチーム「矢口タートルズVC」の情報と、小学校教育に関する情報を発信しています。


2月8日、東京都教職員研修センターが主催する「教育課題研究発表会」に参加した井上でした。その時提出したアンケートの中に質問を書きました。

『「自尊感情測定シート」が昨年の5観点から3因子に変わっていますが、その経緯を教えていただきたい』というような内容でした。どんな回答が来るのか楽しみにしていたのですが、先週、2月23日にその回答が封筒で送られてきました。それが写真の研究冊子です。

私はFAXとかメールでの回答があれば嬉しいことだと思っていましたので、慶応大学の伊藤美奈子先生がまとめられた研究冊子を見た瞬間に驚き、東京都教職員研修センターの丁寧な対応に感謝しました。さすが東京都だと思いました。


いただいた研究冊子は通勤タイムに読破。この東京都の研究については、全国のすべての教員が知っていた方が良い内容だと思います。東京都教職員研修センターのサイトには、「紀要」の形で様々な研究が残されていますので、活用することをお薦めします。

東京都教職員研修センター


日本人はその謙虚な国民性(マイナス評価から言えば島国根性とも言える)から、セルフエスティーム(自尊感情)が低めであるというデータが多くあります。どうしてもネガティブ思考におちいりがちなのではないかと私も実感しています。

ここで、「ネガティブ思考」について私見を述べると、不思議なことに、この「ネガティブ思考」というものは、研修を積まなくても簡単に習慣化することができるものなのではないでしょうか。人間は必ず失敗をするものです。間違える生き物です。決して完璧な生き物ではありません。ところが間違えると「恥ずかしい」という感情が生まれ、次は間違えたくないから何もしないでいようというマイナス感情になる。大学の先生にぜひ研究をしていただきたいのですが、人間はどのくらいの比率でこうした間違って恥ずかしいという局面でマイナス感情を生んでしまうかという統計的データを知りたいと思います。

「ポジティブな思考」を保つためには、そのスキルを学んだり、哲学を学んだりしないとならない。「ポジティブ思考のできる人生の師匠」がいると、なおさら良い生き方ができる。人間とはそういうものだと感じています。自力で「ポジティブ思考」を保つことは非常に難しいのではないでしょうか。きっと自分だけの力で「ポジティブ思考」を保てる人は微々たるものでしょう。


「セルフエスティームの研究」は、これからの日本の教育について大きな影響を与えていくことでしょう。私も東京都教育委員会の研究を見守ると共に、自分自身でもしっかり研究していこうと思っています。

読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村