
総合的な学習の時間で取り組んだ「二分の一成人式」は、子どもたちの手でできるだけ運営できるようにしました。
厳粛な空気の中にも温かな空気も流れ、とても良い「儀式」になったと思うのですが、参加して下さった保護者の皆様はどう感じられたでしょうか?
今回の取り組みの大きな目玉は、高学年になる子どもたちに「自治的能力を持たせる」ということにありました。目指すは5年生の7月にある「林間学校」なのでした。約半年後にある林間学校を、子どもたち自身の手で運営できるようにするための試金石。それが「二分の一成人式」でした。
私たち担任二人は「二分の一成人式実行委員会」が8名、「記念DVD作成委員会」が8名。この16名を学年のリーダーとして育成しました。さらに、実行委員にならなかった子どもたちの中にも学年リーダーとして動いてもらった子がいます。子どもたちはみんな、担任二人の気持ちをしっかり組んでくれ、予想以上に責任を果たしてくれました。小学校4年生段階のレベルとしては、かなり高い自治能力を持った子どもたちに育ったと感じています。この流れを次の担任の先生が上手に引き継いでくれれば、小学校生活の集大成に向かう高学年で、大きな花を開いてくれるでしょう。
さて、今回の取り組みの中で、「10年間の人生マインドマップ」というものをかいてもらいました。小学校4年生にしてはかなりレベルの高い内容のマインドマップをかいてくれました。それをすべて掲示してみました。保護者の皆さんに見てもらったわけですが、「へぇ~、うちの子はこんなことを考えていたんですね。」と新しい発見をされている方も何人かおり、掲示して良かったと思っています。
10歳の段階で、自分自身を「メタ認知」する活動を行っておくことは、キャリア教育という視点で見ても大きな影響力のある活動だと感じています。マインドマップではなく、年表とか小冊子、新聞のようなものにまとめる作業もあるでしょうが、記憶の引き出しや作業のスピードから考えて、マインドマップの方が優れていると今回も感じました。
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