その記事がワコムさんのサイトで紹介されています。
どうぞご覧ください。
[教育ソリューション] 導入事例 Vol.10
『平行~全員が並行な直線を引くことができる』
さて、これからのICT教育・掲示機器活用にはどんなことが求められるかについて、私の考えをひとこと申し上げておきましょう。
1、準備が簡単であること
ICT機器を活用した授業を教師向けに公開すると、ベテランの先生に必ず言われることがあります。
「配線するのが大変そう」
「井上先生だから使いこなせるんだよ」
確かに現状の多くのシステムでは、パソコン・プロジェクター・電子黒板などの機器をコードでつなぐ手間がかかります。これを解決するには、教室内に固定してしまって、スイッチひとつで動かせる状態を作れば良いのですが、その状態にできる学校はなかなかありません。
2、操作が簡単であること
とにかく操作が簡単であればあるほど、教育現場にICT機器は使われていくでしょう。
車の運転に例えると、マニュアル車ではなく、オートマ車、さらには最近開発され始めた、危険を察知して車自体がブレーキ判断をするとか、もっと言ってしまえば、運転者の声かけで動いてしまうような。
そんな簡単な操作性で、しかもいろんなことができる機器が出てきたらすごいでしょう。
3、軽くて持ちやすい
おそらく2015年頃には、けっこう多くの学校で「デジタル教科書」の活用が始まることでしょう。紙ベースの教科書にかわって、タブレットPC的な機器に教科書をインストールして使う学校が出始めるはずです。
この時に求められることは、とにかく『軽い』ということです。300gくらいにはしてほしいですね。
4、場所を取らない
教材提示装置でけっこうやっかいなことは、場所を取るということです。
プロジェクター型は、40人いる学級の狭い教室だと場所がなくて使えません。そのため、先日私が主張した「薄型大画面デジタルテレビ」の導入が必要になってくるわけです。私の勝手な予想ですが、デジタルテレビとの連動をさせたICT機器がこれから生き残るのではないだろうかと思っています。
5、細かく画面操作できる
子どもたちに作図の発表をしてもらったり、提示教材に意見を書き込んでもらったりする場面があります。また授業する先生が細かく書き込んでいく場面もあります。そんな時に、従来のアナログ黒板に書く時と同じくらいに細かく操作できることが重要なポイントです。
以上、5点に限って意見を書いてきました。
まだまだ求められることはありますが、それは機会があったらまた書くことにします。
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