
昨日、私にICT機器(ペンタブレット)を貸して下さっていて、授業に協力を頂いている企業の「WACOM」さんの営業を担当している若手女子社員のOさんが教室に来て下さり、ICT教育機器の可能性について語り合う機会を得ました。
OさんはW大学出身の優秀なスタッフであり、大学の授業の中で「マインドマップ」にも触れることがあったという経験を持っている方です。さらに教育にできる限りの力を尽くしたいという希望を持たれていて、私の授業にも一生懸命に協力して下さっています。多くの方々の支えを得て、私も新時代の教育方法を開拓していけると感じています。
なぜOさんが私の教室に来たかと言えば、現在授業で使わせていただいている「WACOM」製の教材提示装置「ペンタブレット」の活用について意見交換をすることが目的でした。ところが、あれこれと話をしているうちに、「マインドマップの可能性」についての話題になってしまったのです。この2年半に私のクラスで起こったエピソードを紹介しながら、子どもたちがかいたマインドマップを見せていくうちに、Oさんも教育という分野のやりがいと、子どもたちを育てるという使命感を高めてくれたように思いました。
一期一会と言いますが、私も命が長いわけではないので、時間を無駄にすることはできない。出会った方には全霊を注いで何かをつかんでもらいたいのです。
ところでOさん、さすが大学を卒業したばかりの柔軟な若い感覚をお持ちでした。
様々なマインドマップを紹介しているうちに、こんなことをつぶやいてくれました。
「マインドマップって、私たちのような女の子が大好きな『デコメール』や『デコレーションノート』に感覚が似ている感じがします。」
な~るほどぉ~!
それは言えますね!
マインドマップは工夫してかいていくと、どんどん楽しくなって、もっとこうしたい、これでは満足できないと、いろんな飾りをつけていき、その分、記憶のフックにかかって、強い記憶に残るという効果があります。
「デコる」という意味で、私が感服したマインドマップがありますので画像で紹介します。
今回の画像は昨年の6年生女子がかいたもので、「室町時代」についてまとめたものです。文字は一切ありません。すべて「絵」で描かれています。これこそ「デコる」感覚なのではないでしょうか。
ちなみに私は子どもたちにも大人にもよく、「絵をかける力は、文字でかける力の1000倍すごい」と言わせていただいています。学んだことを「絵」にできる人は、その学びをしっかり理解した人なのだと思います。
ちなみにこのマインドマップをかいた子は、最優秀の学力と友達を大切に思う優しい心を持っていた子です。