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辰巳ジャンプの練習。練習前にひと工夫してみました。
「今日は始めに授業をするよ。みんなよく聞いていてね。」
とスタート。バレーボールの練習なのに、いったい何が起こるのか? 子どもたちも不思議そうな表情をします。
「この本を読むからね。これは学校の先生が書いた本なんだ。この先生はスキーで転んで、首の骨を折ってしまったんだ。それで体が動かなくなったんだな。そんな先生がどんなふうに立ち直っていったのかを話している本です。」
そして静かに読み聞かせ。みんな真剣に聞いてくれました。
読み終わって、子どもたちの顔を見ると、多くの子が目に涙を浮かべていました。
「感想を聞かせてほしいんだけど、どう?」と声をかけると、次々に意見を言ってくれました。
「私は今、指を怪我していて、思うように練習できないけど、この先生のように首を折って体が動かなくなっても立ち直っていったことを知って、私の怪我なんて本当に小さなことなんだと思いました。」
「どんなにつらいことになっても、励ましてくれる人がいると立ち直ることができるということがすごいと思いました。」
「どんなときでも『大きな夢』を持っていると、奇跡のような力が出るんだと思いました。」
「この先生は、首の骨を折るということを『失敗した』と言って、次に『その失敗は夢に一歩近づいた証だ』と言っていました。だから私も失敗しても、くよくよしないでいいんだと思いました。」
この本の中に、バレーボールのチームにも必要な考え方があふれているのです。またそれは、学級経営にも大きく役に立つ「宝石のような言葉」なのです。
YOU TUBEの画像をはり付けましたので、ぜひご覧ください。
命の授業(腰塚勇人の宝地図ムービー)インストバージョン
