
昨日は雲一つ無い晴天の中、自校で6年生の「水泳記録会」が行われました。
担任する6年生はとても頑張り、自己新記録続出、江東区の総合成績でも上位入賞するであろうタイムを出した子も何人もいました。また、この日初めて25mを泳ぎ切った子もいて、「水泳記録会の本番だから記録を出そう」と、目標を強く意識して行動するということが、本来持っている個々の力を大きく引き出すことになるのを再確認させてもらいました。
さて、その終了後の夕方、本校併設の学童クラブに行っている1年生の子と、トイレでいっしょになりました。
「○○くんだったよね、こんにちは。」
と声をかけると、
「井上先生、今日の6年生は勝ったの?」
と質問をしてくれました。
「うん、1等賞をたくさんとったよ。6年生はみんな頑張ったよ。」
「やったね!僕ね、気になっていたんだ。6年生のこと。」
「そうなんだ!ありがとうね!うれしいよ!」
実は前日の木曜日、全校児童に集まってもらい、「水泳記録会壮行会」を行っていたのです。6年生がどんな種目に出場するのかを紹介して、下級生に応援の拍手をもらったのです。きっとその集会の中で、いつも世話をしてくれる6年生のお姉さん、お兄さんに勝ってほしいと思ってくれたのでしょうね。
1年生の可愛くて優しい気持ちにふれて、私の疲れも癒されました。
今年の6年生には、「立場の弱い子たちに手を差し伸べることで、自分の中の優しさに気づく」ということをねらいに、毎日1年生のお世話をしに行ってもらっています。異学年の交流から生まれた人と人との心のつながりは、指導する担任の気づかぬ所で確実に大きな幹となっていたんですね。